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クイーン 「Bohemian Rhapsody」50周年記念ミニドキュメンタリーの1stエピソード公開 同曲へと至った音楽的進化を探る

2025/11/01 22:24掲載
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Queen / Bohemian Rhapsody
Queen / Bohemian Rhapsody
クイーン(Queen)は「Bohemian Rhapsody」の50周年を記念して、ブライアン・メイ(Brian May)ロジャー・テイラー(Roger Taylor)が独占インタビューで振り返るミニ・ドキュメンタリー・シリーズ『Queen The Greatest Special』の「Bohemian Rhapsody」編(全5エピソード)を制作。最初のエピソード「ボヘミアン・ラプソディへの道」が公開されています。今回は「Bohemian Rhapsody」へと至った音楽的進化を探ります。

「Bohemian Rhapsody」は、その創造性と技術的な複雑さで音楽業界に衝撃を与えましたが、メイとテイラーは、この曲は急進的な転換というより、自然な進化だったと話しています。

メイは「(バンド)内部からはそうは感じなかった。最初のアルバムに収録されている“My Fairy King”を見れば分かるはずだよ」と述べ、テイラーは『Queen II』に収録された「March of the Black Queen」をさらに直接的な前兆として挙げて「多くの点で“Bohemian Rhapsody”よりずっと複雑なんだ」と述べています。

2人はまた、『Queen II』に収録された「The Fairy Feller’s Masterstroke」を「Bohemian Rhapsody」の初期の祖先として挙げました。「信じられないほど複雑なんだ。奇抜なまでの過剰な作り込みが、むしろ魅力的で興味深い曲だ」とテイラーは述べています。

またメイは、フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)の予測不能な創作プロセスにも思いを巡らせ、こう述べています。

「フレディが何を考えているのか、まったく見当がつかなかった。彼は突然、“ここにはこういうパートがあって、次に別のパートをやって、そのあとオペラ風のセクションもある”と言うんだよ。そこに飛び込むかどうかで、クイーンというマシン全体が一斉に動き出すんだ」

「Bohemian Rhapsody」編は11月を通して毎週公開されます。