ストレイ・キャッツ(Stray Cats)の
スリム・ジム・ファントム(Slim Jim Phantom)は、
ジャーニー(Journey)の『Infinity』が大好き。米SPIN企画の「これなしでは生きられない5枚のアルバム」の1枚に挙げています。
■Infinity, Journey
「これはまさに“へぇ…まさかこれを聴くなんて思わなかった”ってやつじゃないか?!友人の
スティーヴ・ペリー(Steve Perry)は史上最高のシンガーの一人だ。彼はあの高音域を力強く歌い上げ、しかもまるで簡単そうに聴かせるんだ。実際はそうじゃない! すごくハードにやっているのに、それを全く苦労しているように見せず、聴かせない。それ自体がまた別の才能だ。このアルバムではバンド全体が圧倒的な演奏を披露している。親しくなるまで知らなかったけど、スティーヴはリッキー・ネルソンのファンなんだ。驚くべきことではなかったのかもしれない。初めてロバート・プラントに会ったとき、彼がジーン・ヴィンセントの大ファンだと言った時は驚いたよ。もちろん今思えば当然のことだ。アメリカのオリジナル・ロックスターやR&Bアーティストたちの影響は至るところにあり、これからも永遠に続くだろう」
以下は「これなしでは生きられない5枚のアルバム」の他の4枚
■The Sun Sessions, Elvis Presley
「これは、俺の人生を変えたレコードだ。初めて聴いた時、あの有名なヒルビリー・キャット(若い頃のエルヴィス)の写真を見たとき、世界が一瞬止まったように感じた。そして残りの人生がどんな姿で、どんな音で満ちるか悟った。彼こそ間違いなくロックンロールの王様だよ」
■Gene Vincent & His Blue Caps, Gene Vincent
「何年も経ってから、アルバムの正確なタイトルを調べようとしたんだけど、結局わかったのはバンド名だけだった。みんなあれを“ジーン・ヴィンセントのセカンド・アルバム”って呼んでいる。これはおそらく、音楽的に最も影響を受けたアルバムだろう。スウィングするしロックもするし。ドラマーやバンドにとっていちばん難しいことをやってのけている。テクニックとフィーリングが完璧に融合している。どの曲を聴いても、今でも胸が熱くなる。ドラマーのディッキー“ビーバップ”ハレルは、僕にとってヒーローだ。ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、ストーンズ、ジョージ・ハリスンみたいなクラシック・ロックのヒーローたちに初めて会い始めたころ、みんな口をそろえて、このアルバムが自分たちにとっても特別な一枚だったって言ったよ!」
■Miss Etta James: The Complete Modern and Kent Recordings, Etta James
■Singin’ to My Baby, Eddie Cochran