
Queen / Bohemian Rhapsody
複雑な構成を持つ
クイーン(Queen)の「Bohemian Rhapsody」。ファンも業界関係者も、その複雑さに驚愕しましたが、メンバーにとっては、ただのクイーンの曲のひとつに過ぎなかったという。
ブライアン・メイ(Brian May)は英Classic Rockの新しいインタビューの中で、「“Bohemian Rhapsody”が僕たちにとって驚きではなかったことを、みんなにはなかなか理解してもらえないんだ」と語っています。
メイはこう続けています。「ファースト・アルバムを聴けばわかるけど、“My Fairy King”なんてすごく複雑で、あちこちに展開していくんだよ」
さらにメイの見解では、1974年のアルバム『Queen II』に収録された「March Of The Black Queen」の方が、「Bohemian Rhapsody」よりも「はるかに複雑」だという。
「セカンド・アルバムに収録された曲で、ものすごく複雑なんだ。だから“Bohemian Rhapsody”は僕らにとって驚きではなかった。“またこういう曲を作ろう”という感じだったんだよ」
ロジャー・テイラー(Roger Taylor)も「Bohemian Rhapsody」の型破りな構成に全く違和感を感じていなかったという。
「オペラ・パートを組み立てていくうちに、どんどんワイルドになっていったんだ。“もうちょっと足そう、別のの部分も入れよう。ヘヴィなパートに入れば全部うまくいくさ”ってね。で、実際、そうなった。
僕たちは旗を突き立てたんだ。“これが本当の僕たちだ。ちょっとクレイジーだけどすべてが詰まっている”ってね」