ケイト・ブッシュ、アーティストたちと協力して紛争に巻き込まれた子どもたちのためのチャリティープロジェクト始動

ケイト・ブッシュ（Kate Bush）は、ヒット曲「Running Up That Hill」の力を生かし、英国の著名アーティストたちと協力して、世界各地の紛争に巻き込まれた子どもたちのための資金集めを行っています。

このプロジェクト『Sound & Vision』には、ピーター・ドイグやマギ・ハンブリングなど含む52人のビジュアルアーティストたちが参加。「Running Up That Hill」の歌詞を各アーティストがそれぞれ解釈した作品を寄贈し、それをオークションに出品し、その収益を慈善団体のWar Childに寄付します。同団体は戦争地域で暮らす子どもたちの保護・教育・権利擁護に取り組んでいます。

全作品は11月4日～8日まで、ロンドンのピカデリーにあるアイコニック・イメージズ・ギャラリーにて展示され、10月28日から11月13日までオンラインオークションに出品されます。最低入札価格は100ポンド。

このプロジェクトを発表するにあたり、ケイトは次のように語っています。

「あらゆる戦争は恐ろしい傷跡を残します。人生の破綻、家族離散、人生を変えるほどの負傷、トラウマ、そして計り知れない喪失――しかし、最も多大な苦しみを味わうのは子どもたちです。彼らの過去・現在・未来は、恐怖と不確実性の中に溶けていってしまいます。

ウクライナ、ガザ、スーダン、シリアを含む世界各地の紛争に巻き込まれた子どもたちに緊急支援を提供する『War Child』とそのかけがえのない活動を支援することが、これまで以上に重要です。『Sound & Vision』のようなプロジェクトは、アートと音楽の力を活用し、戦争を生き抜く子どもたちに真の変化をもたらします」

『Sound & Vision』はデヴィッド・ボウイの1977年のヒット曲にちなんで名付けられています。ボウイは1994年、この慈善団体のための募金展「Little Pieces from Big Stars」のキュレーションを手伝いました。

■『War Child』内　『Sound & Vision 2025』ページ
https://www.warchild.org.uk/war-child-presents-sound-vision