ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の
ロニー・ウッド(Ronnie Wood)が選ぶ「無人島レコード」は? ロニーはゲストに「無人島に持っていくとしたら、どのレコードを選びますか?」と質問する英BBC Radio 4の名物番組『Desert Island Discs』に出演。以下の「無人島レコード」8タイトルを選んでいます。
■DISC ONE: Guitar Shuffle - Big Bill Broonzy
■DISC TWO: Shame, Shame, Shame - Jimmy Reed
■DISC THREE: Smokestack Lightnin' - Howlin' Wolf
■DISC FOUR: You Need Love - Muddy Waters
■DISC FIVE: Adelaide - Frank Sinatra
■DISC SIX: Mozart: Piano Concerto No. 21 in C Major, K. 467: II. Andante "Elvira Madigan". Performed by Geza Anda (piano) and Camerata Salzburg (Orchestra)
■DISC SEVEN: Roll Over Beethoven - Chuck Berry
■DISC EIGHT: Maybe I'm Amazed - Paul McCartney
8番目のディスクにはポール・マッカートニーの楽曲「Maybe I’m Amazed」を選んでいます。ロニーは番組で「ポールとはとても仲がいいんだ。よく一緒に食事をするよ」と語り、また、かつてニューヨークで
ジョン・レノン(John Lennon)に会ったことも振り返っています。
「彼はヨーコと一緒に僕のところに来た。それからアトランティック・スタジオに行って、一晩中演奏したよ。素晴らしい時間だった。
(そのテープはどうなったのでしょう?)
いい質問だね。あのスタジオは改装か建て替えになって、テープは失われちゃったんだ」
また番組では、レコードに加え、無人島に持っていく「本」と「贅沢品」をそれぞれ1つずつ選ぶことになっており、「本」はナルコティクス・アノニマス (※薬物によって大さな問題を抱えた仲間同士が薬物問題を解決したいと願う相互援助の集まり)の『Just for Today: Daily Meditations for Recovering Addicts』を、「贅沢品」は「画材とカーペットが入ったチェスト(タンス)」を選んでいます。
ロニーの父はエンターテイナーで、自宅で開くパーティーでは、物語やジョークをよく披露していたという。父はいつも胸ポケットにハーモニカを忍ばせていて、その習慣をロニーが受け継いでおり、彼はこのハーモニカを無人島に密かに持ち込みたいと考えていると語っています。
「誰も気づかないよ。ハーモニカは数に入れないでくれ、さもないと俺が漂着できなくなるから!」
“密かに”といえばロニーは学生時代、誰も見ていない隙に独学でドラムを習得したと振り返っています。
「兄のテッドが階段の下にドラムセットを置いていたんだ。両親が仕事に行っていて、僕が病欠だったり学校をサボっていたりして家にいるとき、ドラムを引っ張り出して午後はずっと叩いていて、誰かが戻ってくる前に片付けていたんだよ。
(しかし、近所の人にはバレていました)
“ウッドさん、午後の間ずっと、あなたの家から、物が砕けたような、壊れるような、ものすごい音がしていましたよ”って言われてさ。そしたら両親が“ロニー、お前か?”って聞くから、僕は“違うよ、僕じゃない!”って答えたんだ」