ロニー・ウッド(Ronnie Wood)は英BBC Radio 4の番組『Desert Island Discs』の新しいインタビューの中で、
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の新スタジオ・アルバムについて「完成したばかりで、年末か来年初めにはリリースできると思うよ」と語り、また
フェイセズ(Faces)のリユニオン・アルバムについては「制作中だが、なかなかスケジュールが合わないんだ」と語っています。
2021年夏、ウッド、
ロッド・スチュワート(Rod Stewart)、
ケニー・ジョーンズ(Kenney Jones)がフェイセズとして新作をレコーディングしていることが明かされました。ジョーンズは今春の英The Telegraphのインタビューの中で、リユニオン・アルバムが2026年にリリースされるかもしれないと話していました。
ウッドは『Desert Island Discs』のインタビューの中で、こう話しています。
「ぜひ完成させたい。昔から取り組んでいる曲があるんだけど、なかなかスケジュールが合わないんだ。またスタジオに入れる機会ができたら、それらの曲を仕上げるつもりだよ。いい曲がたくさんあるからね」
ウッドはさらに、フェイセズでツアーしていた頃を振り返っています。フェイシズはそのワイルドな行動が原因で、さまざまなホテルから「出入り禁止」にされていたため、彼らは別のロックバンドのふりをして予約しなければならなかったという。
「どのホテルにも泊まらせてもらえなかった。フリートウッド・マックとしてチェックインしなければならなかったんだよ。
事態はデトロイトでついに頂点に達した。受付にいたラモナという女性が、俺たちが廊下にホテルの部屋を作っただけで警察に通報したんだ。ただ静かに廊下に家具を並べただけなんだけどね。それで、マネージャーがエレベーターで上がってきた。ドアが開くと、そこには壁に絵が飾られ、ソファとスリッパが置かれた部屋があった。
すると彼は“なかなか素敵だが、俺が戻ってくるまでに片づけておけ”と言って、彼はまたエレベーターに乗って戻っていったんだ」
ウッドは同じインタビューの中で、ローリング・ストーンズの新スタジオ・アルバムについて、こう話しています。
「俺たちは常に目標を高く設定している。不思議なことに、その目標はどんどん高くなっていくんだ。新しいアルバムを完成させたばかりで、とてもワクワクしている。今はミキシングの段階にある…だから年末か来年初めにはリリースできると思うよ」
ウッドは続けて、2010年にドラッグとアルコールをやめましたが、それは周囲の支えがあってこそだとも語っています。
「必死に耐える時期があって、励ましが必要だった。どちらに向かえばいいのかわからなくて、良くなっていく自分を…うまい表現が見つからないけれど、回復の兆しが見えるようになるまでには時間がかかるんだ。道を歩み続けること、それはかなり難しいんだよ。
それから、ステージに上がる直前にミック(ジャガー)とかが肩に手を置いて“大丈夫だ、気楽にやれ”と背中を押してくれるような励ましとかね。そうして“よし、行こう”って思えるんだ」