セックス・ピストルズ(Sex Pistols)との密接な関係でも知られ、また猫を思わせるその特徴的なヘアスタイルは当時のロンドン・パンク・シーンの象徴的なイメージとなった、ロンドン・パンクのアイコン、
スー・キャットウーマン(Soo Catwoman)ことスーザン・ルーカスが死去。70歳でした。
彼女の子供であるシェムとディオン・オクトーバー・ルーカスが発表した声明によると、「彼女は最近体調を崩し入院しましたが、間もなく昏睡状態に陥り、残念ながら意識を取り戻すことはありませんでした。2025年9月30日火曜日午前3時56分、家族と愛する人々に囲まれて息を引き取りました」。
スー・キャットウーマンは1976年頃にロンドンの初期のパンク・シーンのメンバーと親しくなった。すぐに写真家ボブ・グルーンのミューズとなり、セックス・ピストルズのメンバーと親交を深めた。特にジョン・ライドンやシド・ヴィシャスと親しく、この時期ヴィシャスとアパートをシェアしていた。
彼女の猫を思わせるその特徴的なヘアスタイルは当時のロンドン・パンク・シーンの象徴的なイメージとなり、パンク雑誌の表紙、バンドのTシャツ、レコード・ジャケット、ポスター、チラシなどで取り上げられ、また一部の主流メディアではパンクが若者に及ぼす影響の例として取り上げられた。そのイメージは、後のファッションデザイナーにも影響を与えた。
スー・キャットウーマンは、バンドのThe Invadersに短期間参加し、当初はバックヴォーカルを担当していた。1980年アルバム『Test Card』に収録されている「Backseat Romeo」ではリードヴォーカルを務めた。