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デヴィッド・ボウイのベルリン時代を描く英BBCの新ドキュメンタリー『Bowie In Berlin』 2026年放送予定

2025/10/01 11:54掲載
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David Bowie / Low ⓒ Steve Schapiro
David Bowie / Low ⓒ Steve Schapiro
MusicRadarによると、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)のベルリン時代を描く英BBCの新しいドキュメンタリー『Bowie In Berlin』が制作されています。ボウイのベルリン移住から50年を迎える2026年に放送予定です。

ボウイは1976年8月、薬物依存から抜け出し、スポットライトから逃れるために、西ベルリンに移住しました。1977年から1979年にかけてブライアン・イーノとのコラボレーションで3枚のアルバム『Low』『 "Heroes"』『Lodger』を制作。この3枚は、のちに「ベルリン三部作」と呼ばれるようになりました。

今回のBBCドキュメンタリーは、これまでよりも、もう少し深く掘り下げたものになっているようです。

特筆すべきは、この時期にボウイと親交があったものの、これまでほとんどインタビューを受けたことのなかった4人の女性、ロミー・ハーグ、クレア・シェンストーン、サラ=レナ・ハイン、シドニー・ローマにインタビューを行ったことです。

BBCは声明で、こう述べています。

「彼女たちは、ほかの誰も見たことのないボウイを見ていました。彼女たちは皆、それぞれれ異なるものを彼に与え、彼がもはやキャラクターの陰に隠れる必要のない、自分自身、つまりデヴィッド・ロバート・ジョーンズとして演奏できるアーティストへと生まれ変わる手助けをしたのです」

監督はフランシス・ウェイトリー。彼はBBCによる他のボウイ作品『David Bowie: Finding Fame』『David Bowie: Five Years』『David Bowie: The Last Five Years』でもメガホンを取っています。

エグゼクティブプロデューサーのルイス・セローは声明でこう述べています。

「これは夢のプロジェクトです。フランシスがこれまで制作した3本のボウイに関する映画は、ボウイに関する映画の金字塔であるだけでなく、音楽ドキュメンタリー全般において最高水準の作品です。ボウイの芸術性を、ボウイの人生に関わった女性たちの視点を通して、彼のベルリン時代に焦点を当てて描くことは、監督と題材が完璧にマッチしていると言えます。

ベルリン時代のボウイには、時間と場所の素晴らしい統一性があります。彼はどん底まで落ちましたが、同時に最も個人的な音楽のいくつかを生み出し、その後、初めて仮面を脱ぎ捨て、初めて自分自身として再出発しました。つまり、ベルリンは彼の驚異的な再生と、その後に続いたすべての出来事の試練の場となったのです」