なぜレッド・ツェッペリンは再結成しないのか？　ジョン・ボーナムの息子がロバート・プラントに尋ねると…

なぜレッド・ツェッペリン（Led Zeppelin）は再結成しないのか？　ジョン・ボーナム（John Bonham）の息子で、2007年の再結成公演で父親の代わりにドラムを演奏したジェイソン・ボーナム（Jason Bonham）は、この再結成公演の時にロバート・プラント（Robert Plant）に尋ねたことがあったそうです。プラントは何を語ったのか？　ジェイソンは米ビルボード誌の新しいインタビューの中で、振り返っています。

「（2007年の再結成公演＝）O2アリーナ公演の直後に素晴らしい会話をしたんだよ。

僕たちは（パブに）サッカーの試合を見に行き、その帰り道に息子がうとうとしている間に、僕は“どうしても聞きたいんだけど…バンドを再結成するつもりはある？”と尋ねた。すると彼はこう答えたんだ。

“君のお父さんを心底敬愛していた…君のお父さんが亡くなったときに俺たちが交わした約束を、まるで無意味にするようなものだ。君のお父さんが俺たちのもとを去り、この世を去った時、レッド・ツェッペリンは終わったんだ。偽ることはできない。ジュークボックスにはなれない。できない。ザ・フーみたいにやり続けるなんて無理だ。不可欠なんだ。あの形でやるなんて到底無理だ。

これは君への不敬からではない。君は誰よりもあの楽曲を理解しているし、生きている人間の中で、君ほど君のお父さんに近い演奏ができる人はいない。でも、同じじゃないんだ”

僕は理解した。それで全く問題なかった。僕の父とロバートは、15歳くらいの頃からの知り合いだった。だから二人の関係ゆえに、その意味ははるかに深いんだよ」