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クイーンのブライアン・メイ「今はツアーはしたくない。でもライヴはしたい。(ラスベガスの)スフィアにはすごく興味がある。ぜひやりたい」

2025/09/25 18:42掲載(Last Update:2025/09/26 00:26)
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Roger Taylor, Brian May
Roger Taylor, Brian May
クイーン(Queen)の今後について、ブライアン・メイ(Brian May)ロジャー・テイラー(Roger Taylor)が語っています。2人は、米ローリングストーン誌の『Bohemian Rhapsody』50周年記念特集のインタビューの中で、今後のツアーやライヴ、アダム・ランバート(Adam Lambert)との新曲についても語っています。

2011年以降、クイーンはアダム・ランバートをヴォーカルに迎えて何度も世界ツアーを行ってきました。ファンに良い知らせがあります。

ロジャー:
「まだ終わっていないと思う。フェアウェル・ツアーとか言うつもりもない。だって絶対にそうじゃないないからね」

アダムとの新しいクイーンの音楽はまだリリースされていませんが、

ブライアン:
「常に頭にはある。あまり知られていないけど、アダムと僕らはスタジオで色々試してきた。今のところ具体的な形にはなっていない。そうなる運命にあるものもあれば、そうでないものもあるんだ」

ブライアンはツアーに疲れ果てているものの、それでも演奏への意欲は失っていないという。

ブライアン:
「50年間ツアーを続けてきて、もう十分だと思っている自分もいる。ホテルの部屋で目が覚めて、閉じ込められたような感覚が嫌なんだ。最近、家族に何かあったのに家に帰れなかったことが何度かあって、それが心に引っかかって“もうこんな生活はいいかも”と思ったんだ。自由を何度も犠牲にしてきた気がする。だから今はツアーはしたくない。でも、ライヴはしたい。新しいことをやりたいとも思っている」

そのためにブライアンが注目しているのが、最新設備を搭載したラスベガスの新しいコンサートホール「Sphere(スフィア)」でのクイーンのレジデンシー公演です。そこでクラシックロック界の仲間たちのライヴを観た時、360度スクリーンをはじめとする技術革新に圧倒されたという。

ブライアン:
「スフィアにはすごく興味がある。頭が冴えるんだ。イーグルスのライヴを見ながら、“僕たちもこれをやるべきだ。僕たちがこの会場にもたらし得るものは驚異的なものになるだろう”と思ったんだ。だから、ぜひやりたい。話し合いをしているところだよ」

そうした会話に依然として欠けているのはジョン・ディーコンです。彼はフレディ・マーキュリーの死後、私生活に戻りました。数十年もインタビューを受けておらず、バンドメイトとも直接話すことはないという

ブライアン:
「ロジャーも僕もかなり難しいと感じているけど、彼が望まない以上、それを尊重しなければならない。彼は距離を置きたいんだ。でも彼はバンドの運命の一部であることには変わらない。ビジネス上の決定を下す際には常に相談するけど、それはマネージメントや会計士を通じて行われる。直接話すことはないのは残念だけど、彼の承認を得ていることは確かなんだ。それが重要なんだよ」

ブライアンもロジャーも、普段の生活の中でフレディの存在を感じているという。

ロジャー:
「ブライアンと僕はよく、彼が部屋の隅にいると思っている。彼が何を言い、何を考えるかを僕たちは正確に知っているからね。彼を失ってからもう何年も経つのにね」

今でもフレディはブライアンの夢に現れるという。

ブライアン:
「いつもごくありふれた夢なんだ。彼がそこにいるのは驚きじゃない。“ここにいるべきじゃない”とは思わない。いつもそうであったように、彼は僕の人生の一部なんだよ」