
Terry Reid - Michael Putland, Hulton Archive, Getty Images
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)やディープ・パープルのリード・シンガーに名前が挙がったことでも知られる、英国のヴォーカリスト/ソングライター/ギタリストの
テリー・リード(Terry Reid)。2025年8月に亡くなったリードは、生前最後のインタビューのひとつの中で、レッド・ツェッペリン加入オファーを断った理由を明かしていました。
英MOJO誌の最後のインタビューの中で、こう話しています。
「ジミー(ペイジ)の誘いを断ったわけじゃない。(ローリング)ストーンズとツアーに行かなきゃいけないって言ったんだ。戻ったら一緒にやろうってね」
結局リードはレッド・ツェッペリンに参加しませんでしたが、ロバート・プラントとジョン・ボーナムをペイジに推薦したのは彼だという。
「バーミンガムでバンド・オブ・ジョイと何度か共演したことがあった。ピーター(グラント、レッド・ツェッペリンのマネージャー)とジミーがバンドのメンバーを探しているとき、俺は“何があってもこいつらを試してみるべきだ”と言った。バンドの半分は俺が関わったんだ。それで十分だよ!」
テリー・リードはレッド・ツェッペリンだけでなく、ディープ・パープルなどからもオファーがありましたが、参加しませんでした。
「バンドの一員になりたいとは思っていなかったんだろうね。唯一、それを真剣に考えたのは、ジェフ・ベックとの時だけだった。彼は、他のどのギタリストとは全く異なる感性を持っていた。でも彼もまた常に自分の道を進んでいたから、実現しなかったんだ。
俺は自分の好きなように生きてきた。あちこち走り回って、自分の尻尾を追いかけたり、あれやこれやを追いかけたりするのは、二つのうちどちらかの結果を招く。頭がおかしくなるか、大変なトラブルに巻き込まれるかだ」