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ビートルズ伝記映画のポール・マッカートニー役ポール・メスカル 演じるための徹底的な取り組みを語る

2025/09/18 17:26掲載
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cast for its four-part Beatles biopic: Harris Dickinson as John Lennon, Paul Mescal as Paul McCartney, Barry Keoghan as Ringo Starr, and Joseph Quinn as George Harrison.
cast for its four-part Beatles biopic: Harris Dickinson as John Lennon, Paul Mescal as Paul McCartney, Barry Keoghan as Ringo Starr, and Joseph Quinn as George Harrison.
ビートルズ(The Beatles)の各メンバーにそれぞれ焦点を当てた、サム・メンデス監督による4本の伝記映画。ポール・マッカートニー(Paul McCartney)役を務めるポール・メスカルは米ローリング・ストーン誌の新しいインタビューの中で、マッカートニーを演じるための徹底的な取り組みを語っています。

まず第一に、彼はギターとベースを左利きで弾くことを学んでいます。

「かなりハードだったよ。左利きで弾かないなんて、ありえないでしょう? “(マッカートニーのことは)好きだけど、そこまで大好きってわけじゃない”ってことになっちゃうよ。左利きで弾かなければ、そういうメッセージを伝えることになる。彼は地球上で最もクールな男だと思うんだ。

彼のことは、音楽全般で常に大きな敬意を抱いてきたけど、僕が心底感服するのは彼の仕事に対する姿勢で、それはまったくもって妥協のないものだった。彼が作り出した作品が世界を変えたというのは、単なる客観的事実だと思うよ」

準備の一環として、メスカルはマッカートニー本人と会い、さらには一緒に演奏もしました。

「生涯忘れられない経験だ。この仕事で得た最もクールな体験だった。まるで演劇学校に通っていた9年前の頃に戻ったような感覚だったけど、今はポール・マッカートニーの向かいに座って“Blackbird”を演奏している。魂が体から抜け出すような体験だった。世界で最も有名で、最もカヴァーされた曲の一つを演奏する人物の目の前に座るだけでも特別な体験だ。でも、その曲を生んだ人物の目の前に座るのは…“この仕事が大好きだ”と心底思ったよ」

加えて、メスカルは読書もしています。イアン・レスリーの著書『John & Paul: A Love Story In Song』を熱心に読んでいるという。

「彼(イアン)はこの関係性を全く新しい視点で捉え直してくれた。僕たちはそれを非常に敵対的になったものとして理解してきた。確かに一時期はそうだったけど、でも同時に、僕の考えでは、人類史上、少なくとも現代において最も偉大な創造的コラボレーションでもあったんだよ」

彼は今、ビートルズに「夢中」だと認めています。

「それは仕事の一部でもあるけど、僕が興奮していることでもある。音楽を聴くこと、作曲すること、音楽を吸収すること、ライヴに行くこと、こうした全てに興奮している。最初は仕事としての熱意から始まったが、やがて、しばらくの間は僕そのものになるんだ」

この伝記映画では、ポール・マッカートニー(Paul McCartney)役はポール・メスカル、ジョン・レノン(John Lennon)役はハリス・ディキンソン、ジョージ・ハリスン(George Harrison)役はジョセフ・クイン、リンゴ・スター(Ringo Starr)役はバリー・コーガンがそれぞれ務めます。