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プライマスのレス・クレイプール、皆がエディ・ヴァン・ヘイレンになりたがっていたからベースを始める 高校時代の友人カーク・ハメットからの後押しも

2025/09/11 20:27掲載
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Les Claypool (Image credit: Scott Legato/Getty Images)
Les Claypool (Image credit: Scott Legato/Getty Images)
プライマス(Primus)レス・クレイプール(Les Claypool)は「みんながエディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)になりたがっていた」からベースを始めたという。また演奏を始めたのは、高校時代の友人であるメタリカのカーク・ハメット(Kirk Hammett)からの少しの後押しもあったという。リック・ベアトとの新しいインタビューの中で語っています。

クレイプールは、二人がまだリッチモンドのデアンザ高校の高校生だった頃のことを、こう振り返っています。

「じつは彼は、僕に自分のバンドで歌わせようとしていたんだよ。僕たちは数学の授業が一緒で、彼は僕の後ろに座って、いつも“なあ、クレイプール。なあ、クレイプール、見てみろよ”って言っていたんだ。

今でも覚えている広告がある。ストラトキャスターの広告で、男がギターを抱えて“これはロックマシンだ”と言い、後ろの男が“いや、これはカントリーマシンだ”と返すやつ。彼(ハメット)は“これは俺のギターだ、クレイプール。俺が手に入れるのはこれだ”って言ってたよ」

ハメットは、そのストラトを手に入れ、やがてクレイプールを自身のバンドのヴォーカリストに勧誘しようとしましたが、うまくいきませんでした。

「怖気づいちゃったんだ。完全に(米コメディドラマ『ゆかいなブレディー家』の)ボビー・ブレイディーみたいに声がかすれて割れてたんだ。だからビビってしまったんだ」

その一方で、「ベーシストを探している男がいる」という別の話にクレイプールは興味を抱き、彼は初めてのベースに購入することにしました。

「15ドルでベースを売ってる人がいた。クソみたいなボロベースだったけど、実際は30ドルで、僕は15ドルしか持っていなかった。父に“15ドル貸してくれない?”って聞いたら、“本当にそれでいいのか?”と言われたんだよ。“うん”って答えたら、父は“じゃあ、アルズ・ミュージックに行って話してみよう”と。そこの店主は父の友達だったんだ。

僕らは店に行って、メンフィスのPベースのコピーモデルを手に入れた。これを買うために夏の間ずっと雑草を抜いて働かなきゃならなかったけど、そのおかげですぐにバンドに入ることができた。当時は誰もベースを弾きたがらなかったからね。

みんなエディ・ヴァン・ヘイレンになりたがっていた。だからベーシストは非常に希少な存在だったんだ。

それはカークのバンドじゃなかった。何年も後になってから知ったんだけど、彼のバンドを抜けて別のバンドでベースを弾くことになったことに彼はかなり怒っていたらしいよ(と冗談めかして語る)」