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デヴィッド・ボウイが最期の数ヶ月に手がけた未完成プロジェクトが書斎で見つかる 「18世紀のミュージカル」を構想

2025/09/05 11:29掲載
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David Bowie
David Bowie
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)が最期の数ヶ月に手がけた未完成プロジェクトが、ボウイが亡くなった後に彼の書斎で見つかりました。英BBCによると、彼のメモには「18世紀のミュージカル」と書かれていました。これらの構想メモは、ボウイの他のアーカイブとともに、ボウイのアーカイブを常設展示する「デヴィッド・ボウイ・センター」に寄贈され、展示されます。

『The Spectator』と題されたこの作品の存在は、2016年に彼の書斎でメモが発見されるまで、最も親しい協力者でさえ知らなかったという。この部屋は常に鍵がかかっており、ボウイと彼の個人アシスタントだけが鍵を持っていたため、アーカイブ担当者が彼の遺品の目録作成を始めるまで、メモは手つかずのまま、彼が残したままの状態で保管されていました。

BBCで独占公開されたこれらのメモからは、18世紀ロンドンにおける芸術と風刺の発展に対するボウイの強い関心が感じ取れ、犯罪組織や、18世紀初頭のロンドンで主に犯行を重ねたイギリスの有名な泥棒ジャック・シェパードの物語も記されていました

ボウイは2002年にBBCのラジオ番組に出演した際、「演劇のための作品を昔から書きたかった」と話していました。もし完成していたらボウイの生涯の夢の一つを実現していたはずでした。

「デヴィッド・ボウイ・センター」は、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)の分館「V&Aイースト・ストアハウス」にて2025年9月13日にオープンします。

以下のBBCのサイトでは、メモの写真を公開しています。
https://www.bbc.com/news/articles/c3dpdpvj083o