
C. J. Ramone (Image credit: Sergione Infuso/Corbis via Getty Images)
C・J・ラモーン(C. J. Ramone)ことクリストファー・ジョン・ウァードが
ラモーンズ(Ramones)のオーディションを受けた時、彼は海兵隊を脱走していました。ラモーンズに加入できると確信した時、彼は自ら海兵隊に電話して脱走の罪を償うことにしました。加入の正式オファーを受けたのは服役中の時だったという。米Guitar World誌の新しいインタビューの中で、加入の経緯を振り返っています。
「ジョーイ(ラモーン)の兄弟とバンドを組んでいた友人がいたんだけど、その友人から電話がかかってきて“ラモーンズがベーシストの公開オーディションをやってるよ”と教えてくれた。当時、俺は海兵隊に所属していて少し複雑な状況だったんだけど、そのオーディションに参加したんだよ。数曲を急いで覚えてオーディションに行った。正直、海兵隊にいたから合格するとは思っていなかった。それがかえってリラックスできたんだ。
ある時、俺は早く来て遅くまで残っているのに、(オーディション参加者の)他の誰とも2度目と会うことはなかったし、ほとんどの連中は再オーディションの連絡すらもらえていないことに気づいて、これは俺が受かるだろうと思ったんだ」
その後の1ヶ月間で、C・Jはさらに数回のオーディションを受け、ラモーンズのレパートリーを覚え、演奏に慣れていきました。しかし、事態はすぐに予想外の展開を迎えます。
「この時点で、俺は海兵隊を脱走していた。彼らは俺の決断を待っていた。オーディションに合格しそうだと気づいた時、俺は基地に電話をかけた。その後、警察が来て、俺は拘置所に連れて行かれた。
最初はブルックリンのフォート・ハミルトン。それからフィラデルフィアの海軍施設に移送され、そこからバージニア州のクアンティコへと移された。バンドが俺を見つけたのはその時だった。
当直の警備員が“おい、電話だぞ”と言うので、電話に出ると“クリス、ジョニー・ラモーンだ…”と言われた。俺は“ジョニー、聞いてくれ…本当にすまなかった。状況を伝えるべきだった。謝るよ”と答えたんだ。
“で、どうなった?”と彼が聞くので、“あと数ヶ月ここにいて、その後の手続きで除隊になる”と言うと、彼は“わかった。刑期を全うしろ。出てきたら仕事があるぞ”と言ってくれたんだ」