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クイーンのメンバーが初めて「Bohemian Rhapsody」の翻訳を公認したズールー語版完成 MV公開

2025/09/01 19:38掲載
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Ndlovu Youth Choir - Bohemian Rhapsody (Official Music Video) isiZulu version
Ndlovu Youth Choir - Bohemian Rhapsody (Official Music Video) isiZulu version
クイーン(Queen)のメンバーが初めて「Bohemian Rhapsody」の翻訳を公認したという、ズールー語版「Bohemian Rhapsody」が完成。ミュージックビデオが公開されています。

ズールー語版を発表したのは、南アフリカの北東部にある農村部リンポポ州で結成されたグループ、Ndlovu Youth Choir。この合唱団は、2019年に米国のリアリティ番組『アメリカズ・ゴット・タレント』で注目を集めました。

米国の公共ラジオ局NPRによると、クイーンが「Bohemian Rhapsody」の翻訳を公認したのは今回が初めてだという。グループの芸術監督、ラルフ・シュミットは、バンドの存命メンバーとマーキュリー・フェニックス・トラストが許可を与えたと語っています。シュミットは「商業リリースされる初の翻訳版だと思います。ですので、許可を得られたことを大変光栄に思っており、この楽曲にふさわしい作品に仕上がったことを願っています」とNPRに語っています。

このリリースは「Bohemian Rhapsody」の50周年記念にあわせて制作されました。シュミットによると、アフリカ版を作成するアイデアは、グループがタンザニアで活動している際に浮かんだそうです。「フレディ・マーキュリーはザンジバル島生まれですからね」

ズールー語への翻訳作業には数年を要し、有名な「ガリレオ、ガリレオ!」のようなシュールな歌詞は英語のまま残されています。ズールー語への翻訳を手掛けた合唱団員Sandile Majolaは「翻訳には最大限の注意を払い、可能な限り原曲に忠実であるよう心がけました」と語っています。