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ニール・ヤング 60年前に売却したギターをネットで見つけて再入手 きっかけは紛失したギターを45年後に見つけたランディ・バックマンの助言だった

2025/08/21 19:17掲載
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Neil Young at Cuyahoga Falls, Ohio 8/15/2025
Neil Young at Cuyahoga Falls, Ohio 8/15/2025
ニール・ヤング(Neil Young)は60年前に売却したギターをネットで見つけて再入手しました。最新コンサートではバッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)の「Mr. Soul」を披露する際、そのギターを使って演奏しています。これには愛用ギターを紛失してから45年後に見つけたゲス・フー(Guess Who)ランディ・バックマン(Randy Bachman)による助言がありました。

このギターはオレンジ仕上げのホロウボディのグレッチ6120エレクトリックギターです。

ヤングは1963年にカナダのウィニペグでこのギターを手に入れ、ハイスクール時代に組んでいたスクワイアーズ(Squires)時代に愛用していました。しかし、1965年9月に売却された(または質に入れられる)という。Sugar Mountainによると、ヤングがこれを手放したのは、ギブソン12弦ギターを購入するためだったという。

ヤングは8月15日のコンサートで、このギターを再入手した経緯を語り、同様の方法で自分の紛失したギターを見つけたランディ・バックマンのおかげであることを明らかにしています。

「ランディ・バックマンから電話がかかってきて、“あのギター、覚えてるか?”と言われたんだよ。50年か60年前、ウィニペグという小さな町で一緒に演奏したことがあった。長い付き合いだよ。

彼は“バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ時代に使っていたギターを見つけたんだ”と言ったので“それはすごいね、ランディ”と答えると、彼は“どうやって見つけたか話そう。昔撮った写真をインターネットにアップして、ずっと探し続けたんだよ”と教えてくれた」

バックマンは1957年製グレッチ・チェット・アトキンスモデル 6120を1976年にカナダのトロントで紛失しましたが、それから45年後、このギターが東京で見つかりました。その後、このギターは返還されています。

このバックマンの助言は事態を一変させるものとなり、しばらくして、ヤングは自身のギターの写真がネットに掲載されているのを見つけました。写真の木目の一致を確認した後(おそらくさらに詳細な認証も行われたはず)、約60年ぶりにギターがヤングのもとに還ってきました。

「ついにスクワイアーズ時代の僕のギターがネットにアップされていたのを見つけた。木目が同じだと確認できたんだ。これがそれだよ」とヤングは締めくくり、そのギターを使って「Mr. Soul」を披露しています。

映像あり