ロバート・プラント(Robert Plant)は、
ブラック・サバス(Black Sabbath)と
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)の最終公演に参加しなかった理由について、
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のヒット曲を安易に演奏するのを拒否する理由について、プラントが考える「ほとんどの人が聴き逃しているツェッペリンの最高の曲」について、英MOJO誌の新しいインタビューの中で語っています。
プラントはサバスのトニー・アイオミから最終公演への出演オファーを受けていたものの、断ったと明かしています。
「“トニー、行きたいけど行けないんだ”と言ったよ。どうしても無理なんだ。ピーター・ガブリエルやユッスー・ンドゥールと過ごす方がいいと言っているわけじゃない。ただ、今のその世界について何が起きているのか、まったく知らないんだ。批判しているわけじゃないし、反対しているわけでもない。ただ、僕はもっと豊かな別の場所を見つけたんだよ」
プラントは、同世代のミュージシャンは多くしていますが、彼は過去のバンドのヒット曲を安易に演奏するのを断固として拒み続けています。それはなぜなのか? 本人はこう話しています。
「ヒット曲って何だったんだろう? 今の時代とどう関係しているのか、どう繋がるんだろう? 一種の回想録のようなものだよ。
“僕はStairway To Heavenを好きじゃない”と言われているけど、単にそういう考えが好きじゃないだけ。こういう象徴的な曲って、所詮そういうものなんだよ。
ほとんどの人はツェッペリンの最高の曲をいくつか聴き逃している。『Presence』の“For Your Life”とか、“Achilles Last Stand”とかね! 最高だよ。たった3人と1人のシンガーだけであれをやるなんて、本当に驚異的だ。
ボンゾ(ジョン・ボーナム)と(ジョン・ポール)ジョーンズは“For Your Life”で未知の領域から多くのものを引き出した。本当に信じられない。そしてジミーは…(ため息をつく)。
ツェッペリンは決して形だけのためにやっていたわけじゃない。アーメット(アーティガン)へのトリビュート(コンサートで再結成した時)も、ジョンはいなかったけど、ちゃんとそれが伝わってきていた。良い勉強になった。あのステージでの恐怖の匂いは実に印象的だった。俺たちは時にはめちゃくちゃなこともあったし、すごい時もあった。そういうリスクを冒すなら、それは当然のことさ」