ドリーム・シアター(Dream Theater)の
マイク・ポートノイ(Mike Portnoy)はSiriusXMのラジオ番組『Trunk Nation With Eddie Trunk』に出演した際、
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)の死去について語っています。
「衝撃は計り知れない。これほどまでに喪失感を感じたことがあるだろうか…ジョン・レノンと同じくらいの衝撃だ。もちろん俺たちの世界、メタルの世界ではロニー・ジェイムス・ディオやレミー、エディ・ヴァン・ヘイレンのような大きな喪失があったが、今回は全く次元が違う。彼はメタルを超越し、ロックさえも超越し、音楽そのものを超越した存在だった。ポップカルチャーの象徴だった。本当に大きな損失だよ。
最終公演(『Back To The Beginning』)の後、サバスの全作品を聴き直した。彼が亡くなってからはソロ作品を聴き直している。これらの作品を再び聴くこの音楽の旅は素晴らしい体験だった。改めて気付かされる。なんというキャリアだろう…そして、なんという損失だろう、と」
ポートノイは、オジーと
ブラック・サバス(Black Sabbath)の最終公演(『Back To The Beginning』)について、こう話しています。
「あんなことが実現するなんて、何て幸せなことなんだろう。ファンに別れを告げ、彼を愛し、彼と共に成長し、彼に影響を受けたバンドに囲まれて最後の公演を行うことができたなんて、何て幸せなことなんだろう。
陰謀論者のように聞こえたくないけど、あの公演が(オジーの死去の)一因になったのではないかと思っている。だって、すごくストレスがかかっただろうし、とても疲れることだったはずだから。リハーサルなど全てをこなすのは、彼にとって大きな負担だったに違いない。それは想像するしかないけど。
でも、俺は神に感謝している。彼があの公演をやることができて、別れを告げられたことに。彼は史上最高のお別れコンサートを開催した。信じられない...それは彼にとっても、ファンにとっても、愛する人たちにとっても贈り物だった。本当に、なんて素晴らしい別れ方だろう。テイラー・ホーキンスのトリビュート・コンサートやフレディ・マーキュリーのトリビュート・コンサートのように、素晴らしいトリビュート・コンサートは過去にもあった。でも、今回は稀なケースで、本人が実際にそこにいて参加し、その一部になることができた。だから本当に究極のお別れだった。信じられないほどにね」