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フレディ・マーキュリーの娘だと主張する女性がメディアの取材に初めて応じる/フレディの長年の友人メアリー・オースティンは疑問視する声明発表

2025/08/11 20:41掲載
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Love, Freddie: Freddie Mercury’s Secret Life and Love
Love, Freddie: Freddie Mercury’s Secret Life and Love
クイーン(Queen)フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)の娘だと主張する女性がメディアの取材に初めて応じました。英デイリー・メール紙でインタビューに答えています。また、フレディの長年の友人で、長年にわたってフレディの遺品を保管してきたメアリー・オースティンも声明を発表しています。

この主張は5月に初めて浮上しました。現在48歳のこの女性について取り上げた書籍『Love, Freddie』では、この女性をフレディが1976年に親友の妻との情事の中で、意図せずして妊娠した子供と主張しています。この本の著書は、以前にフレディについて3冊の本を執筆している伝記作家のレスリー・アン・ジョーンズです。

『Love, Freddie』によると、この女性の名前は明かされておらず、本の中では「B」と呼ばれています。「B」は書籍の中で「フレディ・マーキュリーは私の父親です。私が生まれた瞬間から、彼の生涯の最後の15年間まで、私たちは非常に愛に満ちた関係を築いてきました」と語り、フレディは頻繁に彼女のもとを訪れていたこと、彼女はフレディが実の父親であることを知っていたも書かれています。彼女の存在はフレディのごく親しい人々だけが知っていたと主張しています。また、フレディは死の直前に彼女に17冊の日記を渡したそうで、レスリーはその日記についても『Love, Freddie』で紹介しています。

「B」は英デイリー・メール紙の取材に応じ、こう話しています。

「私は父を世界中の人々と共有したくなかった。父の死後、私は父に対する攻撃や誤った描写、そして父が今や皆のものだという思いと共に生きることを学ばなければなりませんでした。

世界中のファンがフレディを悼む中、私は泣きながら父を悼みました。15歳の少女にとって、それは簡単なことではありませんでした。

私は父なしで大人になるしかありませんでした。人生の節目となる出来事をすべて父の支えなしで乗り越えなければなりませんでした。

30年間、私は父なしで自分の人生と家族を築き、父が私たちと幸せな瞬間を共有できないことを受け入れるしかなかったのです。30年間、世間がマーキュリーの人生や音楽、彼のすべてを再解釈している間、私はただ父が私と家族だけのものだったらと願い続けてきました。そんな私が、どうしてこれまで語れたでしょうか?」

英BBCによると、クイーンのブライアン・メイは「B」について問われると「中立を保ちたい」と述べたという。しかし、ブライアンの妻アニタ・ドブソンはこの主張を「フェイクニュース」と一蹴し、メアリーも疑問視しています。

メアリーは英サンデー・タイムズにこう語っています。

「フレディは非常にオープンな人でした。そんな喜ばしい出来事を、私や他の親しい人たちに秘密にしておこうとは思わなかっただろうし、できなかったでしょう。真実を言えば、私はそのような秘密の守り役などでは決してありません。私は、子供の存在も日記のことも一切知りません。もしフレディが私に何も知らせずに子供をもうけていたとしたら、それは本当に驚くべきことです」

このメアリーの主張に対して、「B」はこう述べています。

「メアリー・オースティンの発言には打ちのめされました。34年間、フレディの人生の真実は歪められ、改ざんされ、書き換えられてきましたが、彼女は何も言いませんでした。映画『ボヘミアン・ラプソディ』について“芸術的自由”とコメントした以外は。

彼女はまだその本を読んでいないのに、どういうわけかこの発言をしている。なぜなのか私には理解できません」

英テレビ局チャンネル5は「B」についてのドキュメンタリー『Freddie Mercury: A Secret Daughter』を制作しており、このドキュメンタリーは『Love, Freddie』の出版に合わせて、今年後半に放送される予定です。