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レッド・ツェッペリン「Dazed and Confused」をめぐる著作権問題で再び訴えられたジミー・ペイジ 和解成立

2025/08/02 20:01掲載
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Led Zeppelin / Led Zeppelin
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レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の「Dazed and Confused」は、米フォーク・ロック・シンガーのジェイク・ホルムズから著作権侵害を指摘され、裁判を経て、クレジットは現在「Page - inspired by Jake Holmes」に変更されました。それから10数年を経た今年5月、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)はホルムズから再び訴えられましたが、新たに裁判所に提出された書類によると、「Dazed and Confused」のクレジットを巡る最新の著作権訴訟は和解に達しました。

米ビルボード誌によると、この合意の文書は8月1日にホルムズの弁護士によって裁判所に提出されました。和解の条件は公的な書類では明らかにされていませんが、この取引が「この件の全てを解決する」ものであり、今後数週間以内に正式に締結される予定であることが明記されています。和解の通知にはペイジや他の被告の弁護士による署名はありませんでした。ペイジの代理人はビルボード誌からのコメントの要請に応じず、ホルムズの弁護士はコメントを拒否しました。

ホルムズのオリジナル・ヴァージョンは、彼の1967年のデビューアルバム『The Above Ground Sound of Jake Holmes』に収録されています。ホルムズは同年にアメリカでヤードバーズ(The Yardbirds)のオープニングアクトを務め、その後、ヤードバーズは「Dazed and Confused」の独自ヴァージョンを演奏し始めました。

ペイジがこの曲をレッド・ツェッペリンに持ち込んだ際、さらに改作した独自ヴァージョンとなり、1969年のデビュー・アルバムに収録されました。その際、ペイジが唯一の作詞作曲者としてクレジットされました。

ホルムズは、楽曲のクレジットを求めてペイジに手紙を書いたものの、無視されたと主張し、彼は最終的に2010年にペイジを著作権侵害で訴え、その結果、デビューアルバムの再発盤には「Dazed and Confused」のクレジットが「Page - inspired by Jake Holmes」に変更されました。

そして今年、ホルムズは再び提訴しました。今回は、ペイジと共に被告としてソニー・ピクチャーズが加わっており、ホルムズは同社によって公開された、レッド・ツェッペリンのドキュメンタリー映画『レッド・ツェッペリン:ビカミング(Becoming Led Zeppelin)』を問題視しています。

カリフォルニア州で提出された訴状によると、ホルムズは「Dazed and Confused」の2つの初期ライヴ録音が、自身の許可もなく、報酬も支払わずにドキュメンタリーに使用されたと主張していました。

訴状では、被告らが「ホルムズの楽曲をペイジの楽曲であると虚偽の主張をし、ホルムズの楽曲をペイジの楽曲として映画で使用するライセンスを付与したかのように装い、さらに映画での使用に対するライセンス料を徴収したことで、故意にホルムズの作曲権を侵害した」と主張していました。

またホルムズは、ペイジはこの曲の他のライヴ音源を、正しいクレジットも支払いもなくリリースしたと主張していました。その中には『Yardbirds '68』『Live at the BBC Revisited』『The Yardbirds: The Ultimate Live at the BBC』などが含まれると主張していました。

ホルムズは著作権侵害1件につき15万ドル(約2200万円)の損害賠償を求めていました。