ブラック・サバス(Black Sabbath)の
ギーザー・バトラー(Geezer Butler)は英サンデー・タイムズ紙に寄稿し、
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)との最後の共演となったブラック・サバスの最終公演『Back To The Beginning』について振り返っています。
リハーサルでのオジーの様子について、ギーザーは次のように書いています。
「彼の健康状態が悪いことは知っていたが、こんなに弱っているとは思っていなかった。彼は2人のヘルパーと看護師に支えられてリハーサル室に入ってきて、杖をついていた。オジーらしく、その杖は黒く、金と宝石で飾られていた。彼は通常の挨拶以外ほとんど話さず、歌う際は椅子に座っていた。俺たちは曲を通して練習したが、6曲か7曲ほどで彼が疲れているのが見て取れた。少し話をしたが、昔のオジーと比べるととても静かだった」
『Back To The Beginning』でのオジーのパフォーマンスについて、こう振り返っています。
「最終公演からわずか二週間余りで彼がいなくなるなんて、誰も予想していなかった。彼の愛するファンの前で最後に一緒に演奏できたことにとても感謝している。あの夜、ファンやすべてのバンド、ミュージシャン、シンガー、ソロアーティストから受けた愛は信じられないほどだった。誰もがプリンス(オブ・ダークネス)に敬意を表しに来ていた。彼と人生の大半を共に過ごせたことをとても光栄に思う。もちろん、書くべきことは山ほどあるが、57年間にわたる素晴らしい友情を数行でまとめることなどできない。神のご加護を、オジー。本当に素晴らしい旅だった!大好きだよ!」