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ドリーム・シアターのマイク・ポートノイ「メタリカのラーズ・ウルリッヒは、信じられないかもしれないけど、俺に大きな影響を与えた人物だ」

2025/06/25 13:01掲載
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Mike Portnoy
Mike Portnoy
ドリーム・シアター(Dream Theater)マイク・ポートノイ(Mike Portnoy)はEl Estepario Siberianoの新しいインタビューの中で、メタリカ(Metallica)ラーズ・ウルリッヒ(Lars Ulrich)について「信じられないかもしれないけど、俺に大きな影響を与えた人物だ」と語り、ウルリッヒからの影響について詳しく語っています。

マイク・ポートノイは、自身のドラミングの初期のインスピレーションについて尋ねられて、こう答えています。

「よく(ザ・フーの)キース・ムーンの名前を挙げるけど、影響を受けたドラマーは他にもたくさんいる。(ザ・ビートルズの)リンゴ・スターは俺にとって非常に大きな存在だったし、(ラッシュの)ニール・パートも非常に大きな存在だった。

でも、キース・ムーンのようなドラマーのタイプを見たことで、俺は活気に満ちたドラマーになりたいと思ったんだよ。リンゴやニール・パートは俺のヒーローではあるけれど、ステージ上では控えめだからね。一方キース・ムーンはスティックを跳ね上げたり投げたり回したりと、目が離せない存在だった。俺は、ああいうドラマーになりたいと思ったんだ。

そして、もう一人、ひどい評判を受けているけど、(メタリカの)ラーズ・ウルリッヒも、信じられないかもしれないけど、俺に大きな影響を与えた人物だ。多くの人が彼のテクニックや全てについてに批判しているけれど、俺にとって彼はドラム以上の存在だった。彼はバンドのリーダーであり、セットリストを書き、ファンクラブやグッズを管理し、アルバムの共同プロデュースや楽曲の共作までも手掛けていた。彼こそが俺のロールモデルであり、今でもそう思っている。数週間前にメタリカのライヴを観に行ったんだけど、ドラミングだけでなく、彼の個性と存在感がメタリカの成功に不可欠だと改めて感じたよ。それが俺にとって最も重要な点だった。ニール・パートも同じで、ニールは単なるドラマーではなく、作詞家であり、アートワークの監督もしていた。ドラムを演奏するだけでなく、それ以上のことをするドラマーたちこそが、俺のロールモデルなんだ。

(ラーズは)メタリカが演奏する音楽スタイルの先駆者だった。1983年かその頃、彼らがデビューした時、彼らはゲームチェンジャーだった。彼らは全く新しい音楽スタイルを創造し、彼はその最先端に立っていた。その功績は認めざるを得ない。最初の4枚のアルバムでは、彼のドラミングは非常にプログレッシブでアグレッシブだった。『ブラック・アルバム』で少し控えめになったが、あの最初の4枚から俺はメタル・ドラミングの多くを学んだ。ラーズだけでなく、(スレイヤーの)デイヴ・ロンバード、(アンスラックスの)チャーリー・ベナンテ、(パンテラの)ヴィニー・ポール、(キング・ダイアモンドの)ミッキー・ディーも、あの時代の俺にとって大きな存在だったよ」