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レインボー「Since You Been Gone」 バンドはヒットの可能性に気づいてカヴァーしたのか?グラハム・ボネット語る

2025/06/20 20:26掲載
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Rainbow (Image credit: Simon Fowler / Avalon)
Rainbow (Image credit: Simon Fowler / Avalon)
リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)率いるレインボー(Rainbow)が1979年にヒットさせた「Since You Been Gone」。ラス・バラードが作曲した楽曲のカヴァーですが、バンドはこの曲のヒットの可能性に気づいて、それを試してみようと思ったのでしょうか? グラハム・ボネット(Graham Bonnet)は最近、ポッドキャスト『Disturbing the Priest』の中で、そう尋ねられて、こう答えています。

「いや、全く。コージー(パウエル)がものすごく怒っていて“こんなクソみたいな曲やるか!”と言っていたのを覚えているよ。それまで俺たちは、ダークで神秘的なものとか、素敵なR&Bとか、ブルージーなものとか、真面目なものばかりやってきたからね。“Since You've Been Gone”は究極のポップソングの一つだった。

俺たちはクラウト(Clout)というガールバンドがカヴァーしているヴァージョンを聴いた。ある午後、(マネージャーが流した)その曲を聴いてメロディの感じはすぐに掴めた。“これをやるのか?”と尋ねると、バンドのマネージャーは“ラジオで流せる曲が必要だ。誰もレインボーなんて知らないんだから”と言っていた」

バンドは試してみることを選びました。そしてすぐに、彼らにとって初の世界的ヒットシングルを生み出し、これはバンド全員を驚かせました。

「正直に言って、ラジオで流れることすら考えていなかった。でも突然、イギリスでも、ここ(アメリカ)でも、どこへ行ってもみんなが知っていた。今では“レインボーのSince You Been Gone”のように、あのバンドを代表する曲になった。少しはそれで認知されるようになったと思う。

本当に驚いたよ。両親や兄弟も喜んでくれた。家族は“グレアム、ラジオで流れてるよ!”と教えてくれて、俺は“え、本当に?”と家族と同じくらいに驚いた。“まじか”って感じでチャートを急上昇していた。アメリカに行って演奏すると、アメリカの誰もがその曲を知っていた。本当に驚いたよ、みんな一緒に歌ってくれたんだから」