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ホークウインドやデヴィッド・ボウイのバンド等で活躍 ヴァイオリニスト兼キーボード奏者のサイモン・ハウス死去

2025/05/26 05:34掲載
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Simon House & David Bowie
Simon House & David Bowie
ホークウインド(Hawkwind)デヴィッド・ボウイ(David Bowie)のバンドでの活躍でも知られるヴァイオリニスト兼キーボード奏者のサイモン・ハウス(Simon House)が死去。ボウイの公式SNSアカウントが発表しています。77歳でした。

サイモン・ハウスは1948年ノッティンガム生まれ。クラシック音楽の教育を受けて育つ。英国のヘヴィ・サイケ/ハード・ロック・バンド、ハイ・タイドなどでの活動を経て、1974年に英スペース・ロックバンドのホークウインドに加入。70年代中期のホークウインドの音楽的発展に貢献した。

1978年には、以前から知り合いだったというデヴィッド・ボウイに誘われて、ボウイのバンドのためにホークウインドを離脱した。その後、JAPANのアルバムやマイク・オールドフィールドのツアーなどにも参加。ソロ・アルバムも数枚リリースしたほか、ホークウインドには1990年代、2000年代初頭に復帰していた。

以下、デヴィッド・ボウイの公式SNSアカウントの声明より

「R.I.P. サイモン・ハウス

“I hear the sound of mandolins...(マンドリンの音が聞こえる……)”

とても悲しい日曜日になってしまいました。サイモン・ハウスが77歳で亡くなったという知らせが入りました。

サイモンは、ボウイの(短命トリオ)Turquoiseのメンバーであるトニー・ヒルと共にハイ・タイドでヴァイオリニスト兼キーボード奏者としてキャリアをスタートさせ、長く輝かしいキャリアを築きました。

おそらく、サイモンとデヴィッドが初めて出会ったのは、デヴィッドがザ・ハイプのメンバーだった頃、同じ公演に出演していた時かもしれません。ボウイは後年、ハイ・タイドについて素晴らしい言葉を残しています。

ホークウインドで数年を過ごした後、サイモンは1978年ワールドツアーのISOLAR 2バンドに参加しました。また、今日46周年を迎えるアルバム『Lodger』にも貢献しています。

冒頭の(“Wild Is The Wind”の)歌詞の引用は、彼が『Lodger』でヴァイオリンと共にマンドリンも演奏していた事実を示しています。

サイモンのライヴ演奏は、1978年ツアーの公式ライヴ作品の『Stage』『Welcome To The Blackout』『Live in Berlin』などで聴くことができます。

サイモンのご家族やご友人たちに心よりお悔やみ申し上げます」