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マイク・ポートノイ、著名ドラマーたちが相次いで解雇されていることを受けて冗談交じりに懸念表明 「誰も安全じゃない。ドラマーにとっては恐ろしい時代」

2025/05/25 21:55掲載
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Mike Portnoy
Mike Portnoy
ドリーム・シアター(Dream Theater)マイク・ポートノイ(Mike Portnoy)は、著名なドラマーたちが相次いで解雇されていることを受け、自身の仕事について冗談交じりに懸念を表明しています。

2025年になってから、ジョシュ・フリーズはフー・ファイターズから、ザック・スターキーはザ・フーからそれぞれ解雇され、ガンズ・アンド・ローゼズはフランク・フェラーの脱退を発表しました。また2024年には、サミー・ヘイガーのバンドからジェイソン・ボーナムが脱退しました。

ポートノイは、ティム・ハイデッカーの『Office Hours Live』の最新エピソードに出演した際、最近相次いだ著名ドラマーの解雇・脱退について、こう語っています。

「これは『スパイナル・タップ』の陰謀だと思う。誰も安全じゃない。リンゴ(スター)の息子(ザック・スターキー)がザ・フーをクビになった。ジョン・ボーナムの息子(ジェイソン・ボーナム)はサミー・ヘイガーのバンドから解雇された。つまり、リンゴとボンゾの子供たちですら安全じゃないなら、誰も安全じゃない…ジェイソン・ボーナムはサミーから去年の夏ツアー中に解雇されたんだ。まったく狂ってる。正気の沙汰じゃないよ。

(フー・ファイターズからジョシュ・フリーズが解雇されて)正直、衝撃的だ。ジョシュは完璧だと思っていた...だから本当に怖い。ドラマーにとっては恐ろしい時代だよ」

ポッドキャストの司会者が「一部のファンは、故テイラー・ホーキンスの息がバンドのドラマーを務めるのではと噂している」と指摘すると、ポートノイはこう反論しました。

「さっきも言ったけど、有名なドラマーの息子ですら安全じゃないんだ。関係ないよ」

ザ・フーからザック・スターキーが脱退した経緯について、ポートノイは次のように話しています。

「まあ、(俺が観た)あの映像を観たかどうかわからないけど、ザック・スターキーとの問題は(ザ・フーが)先月ロイヤル・アルバート・ホールで行われた公演で、彼らが“The Song Is Over”を演奏した際、ロジャー(ダルトリー)が2番の出だしを早く入ってしまい、演奏を止めて振り返り、ミキシングのせいにした。ドラムの音がミキシングから消えていると言ったんだ。でもザック・スターキーは電子ドラムを叩いていた。彼らは既にアコースティックセットからダウングレードしていた。電子ドラムセットは、サウンドエンジニアを通じて音量も完全にコントロールできる。だから、もし何か問題があったなら、モニター担当者をクビにすべきで、ザックじゃないんだ」

ポートノイは冗談交じりに、自身が関わる多数のプロジェクトにおける立場を心配していると話しています。

「今は自分の人生とキャリアが危ないと思っている。俺は15ものバンドに参加しているから、クビになる確率も15倍だ。今は非常に不利な状況だよ」