ロニー・ウッド(Ronnie Wood)は、
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)が長く成功を続けている秘密は「過度に馴れ合わないこと」だと考えているという。英デイリー・テレグラフ紙の新しいインタビューの中で、こう語っています。
「俺たちは5分おきに電話をかけ合っているわけじゃない。ツアーをしていないときは連絡を取り合っているけれど、お互いの状況を把握するためだけで、過度に馴れ合うことはない。俺たちは信頼と真実でつながっているんだ。俺らは自分たちの音楽を信じているし、人々がこれからも来てくれるという希望を常に持っている。実際、彼らは来続けてくれている」
ウッドは同じインタビューの中で、1984年にアルバム『Dirty Work』のレコーディングを準備していた頃、ミック・ジャガーが初のソロ・アルバムもレコーディングしていたことにキース・リチャーズが不満を抱いていたため、2人が口を利かない状態だったことを思い出し、2人の仲介役を務めた当時を回想しています。
「“電話で話せよ”って言ったんだ。“彼は俺と話したくない”と言われたけど、“いや、そんなことない!言っておいたから。15分後に君からの電話を彼は待ってるよ”と説得したんだよ。
それで、ミックにキースに電話させたり、その逆もやった。仲を取り持って、話をさせて、あとは自然の成り行きに任せた。もし俺がそうしなかったら、2人はどんどん離れていっていただろうね。
彼らはガキの頃からの友達なんだ。兄弟みたいなもんだよ。喧嘩することもあるだろうけど、結局は家族なんだ。それがバンドの接着剤であり、土台だった。俺はこの組織を守らなきゃいけなかったんだよ、そうだろ?ローリング・ストーンズなんだから!絶対に崩壊させるわけにはいかないんだ」