レインボー(Rainbow)の1979年アルバム『Down to Earth』。ソングライターのクレジットには、主に
リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)と
ロジャー・グローヴァー(Roger Glover)の2人が記載されていますが、
グラハム・ボネット(Graham Bonnet)によると、他のメンバーも曲作りに貢献しており、ドラマーの
コージー・パウエル(Cozy Powell)も曲作りに深く関わっていたという。ボネットは『Disturbing The Priest with Brandon Battick』の新しいインタビューの中で、当時の曲作りを振り返っています。
「基本的に、最初に曲を書くのはリッチーで、その後、誰かに渡すんだ。例えば、ドン(エイリー)にキーボードのパートを任せたり、もちろんロジャーもね。
ロジャーは、俺が書けないような歌詞を思いつくんだよ。“一体この曲に何をどう書けばいいんだ?”と思っていた俺に彼は、どう歌えばいいか大まかなアイデアをくれたんだ。例えば“まあ、ここの部分はこんな感じでやってみて”と、彼が俺に♪ラララって歌ってくれて“そんな感じで歌って”って言ってくれるんだ。“OK”と答えると“じゃあもう一度やってみよう、今度は僕が書いた歌詞で、違うやり方で試してみよう”ってね。それがあの時の流れだった。
コージーの場合は、“その曲は長すぎる、短すぎる、ここに違うセクションを入れるべきだ”と言っていた。コージーはドラマーなのに、曲作りに深く関わっていたんだ。彼は曲のあるべき姿に関わっていた。だって、ギタリストって、言ってはなんだけど、いつまでもいつまでも弾き続けるんだ。一年でもね。弾かせ続ければ、そうする。だから、リッチーがやったことの多くをカットする必要があったんだよ。
ある曲では、リッチーからたくさんのことを学んだよ。彼はアコースティックでいろいろと弾いてくれていたので、それによってオーケストラが入ってくる時のイメージを掴みやすかったんだ」