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ザ・フーのロジャー・ダルトリー、ザック・スターキーを巡る最近の騒動に関する報道を嘲笑 「フェイクニュースだ」

2025/04/29 13:16掲載
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Roger Daltrey
Roger Daltrey
ザ・フー(The Who)ロジャー・ダルトリー(Roger Daltrey)は、ドラマーのザック・スターキー(Zak Starkey)の解雇と復帰を巡る最近の騒動について発言しました。

現在のソロツアー『Alive and Kicking and Having Fun!』の最初の2公演後の4月22日に投稿されたYouTubeの動画で、ダルトリーはソロ公演の観客に次のように語っています

「この数週間、俺は(SFテレビドラマシリーズの)『The Twilight Zone』のエピソードに主演しているような気分だったよ。自分がやった覚えのないことを、報道で読んでいるんだからね」

ダルトリーは自分の名前を使っている偽物がいるに違いないと考え、「内部情報筋によると、楽屋で言い争いがあったそうだよ。その楽屋は俺の楽屋じゃない、それは間違いない!」と続けました。

「内部情報筋」とされる人物の発言が引用されていることについて、「どれほど内部なのか疑問に思うよ」といい、さらに真剣なトーンで、ダルトリーはこう続けています。

「俺が言いたいのは、これはフェイクニュースだということ。俺は無実だ。広報担当者はいない。俺は自分の言葉で話す」

さらに彼は続けました。

「ソーシャルメディアはクソだ。俺はやったこともないし、やりたいとも思わない。文明をどん底に落とした」

ザック・スターキーの騒動は、ザ・フーが3月末に出演したロイヤル・アルバート・ホール公演でのスターキーの演奏にダルトリーが不満を示したためだと言われています。

ザ・フーの広報担当者は4月中旬に、デイリー・ミラー紙などで発表した声明で、こう述べていました。

「バンドはロイヤル・アルバート・ホールでの公演を最後にザックと別れることを全員一致で決めました。バンドは彼に対して尊敬の念しかなく、今後の彼の成功を心から願っています」

その後、リンゴ・スターの息子で、1996年以降、29年間にわたってザ・フーのドラムを担当してきたスターキーは、解雇されたことに対して「驚くと同時に悲しんでいる」と発表しました。

そしてザ・フーは4月19日、数日前に解雇したスターキーの復帰を発表しました。ピート・タウンゼント(Pete Townshend)は今回の混乱の責任を認め、「コミュニケーションの問題があったが、それが円満に解決された」と発表していました。