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クリストファー・クロス、スティーリー・ダン『Gaucho』に参加予定だった 自分を使わなかったのは賢明な選択だったと語る

2025/04/10 17:16掲載
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Steely Dan / Gaucho
Steely Dan / Gaucho
クリストファー・クロス(Christopher Cross)によると、彼はスティーリー・ダン(Steely Dan)のアルバム『Gaucho』(1980年)への参加を一度は依頼されたが、結局、実現しなかったという。とはいえ、最終的に自分を使わなかったのは賢明な選択だったと思っていると、 Noise11の最近のインタビューの中で語っています。

「僕が断ったわけではないんだ。

プロデューサーのゲイリー・カッツが僕に電話をかけてきて、“君に演奏してほしい”と言ったんだ。ドナルド(フェイゲン)が(僕の)“Ride Like The Wind”を聴いて、最後のソロを気に入ったからだと言っていた。僕は半分怖かったけど、半分ワクワクもしていた。

その後、ゲイリーが教えてくれたんだけど、彼らはその曲に合う他の人を見つけたので、僕には、また機会があったらと思っているらしいということだった。僕は半分ホッとした。彼らは手強いからね。彼らは10人ものギタリストを雇って、そのうちの誰一人も使わないかもしれないから。

後でわかったんだけど、彼らが僕に演奏してほしいと言っていた曲は『Gaucho』の“ Third World Man”という曲だった。ラリー・カールトン(Larry Carlton)がその役目を引き受けていたので、僕はただ“神に感謝します。僕が演奏しなくてよかった”と思ったよ。ラリー・カールトンは、おそらく史上最も素晴らしいソロイストの一人。僕が演奏していたら、あの曲は生まれなかったでしょう」

結局、クリストファー・クロスはスティーリー・ダンのアルバムに参加することはありませんでしたが、生涯にわたって素晴らしい会話のネタを手に入れました。彼はこう続けています。

「この話の最大の魅力は、僕が彼らに誘われたと主張でき、恥をかかずに済んだことなんだ」