
Pete Best - Ethan Miller/Getty Images
“5人目のビートルズ”と呼ばれている人物のひとり、メジャーデビューする直前まで
ビートルズ(The Beatles)のメンバーだったドラマーの
ピート・ベスト(Pete Best/83歳)が音楽活動からの引退を発表。公の場への出演やパフォーマンスから身を引くことを明かしています。
このニュースは、ベストの弟であるローグのSNSへの投稿で確認されました。
「いやはや、本当に素晴らしい旅だった。しかし、どんなことにも終わりは来る。私の兄であるピート・ベストが、今日、グループでの出演や個人でのパフォーマンスから引退することを発表した。彼の娘が個人的な事情によるものだと教えてくれました」
ベスト本人は、この投稿を共有し、自身のアカウントに「とても楽しかったです。ありがとうございました」と書き込んでいます。
ピート・ベストはインドのマドラスで生まれ、リバプールで育った。1960年、ドラマーを必要としていたビートルズに加入。1962年にかけてドラマーを務めた。ベストが在籍していた時期は、ビートルズの形成期にあたり、ドイツのハンブルクでの数多くのライヴにも参加した。
ビートルズ以降、ベストはいくつかのバンドで活動した後、音楽業界を諦め、20年間公務員として働いた。その後ピート・ベスト・バンドを結成し、2008年にはアルバム『Haymans Green』をリリースしている。
ベストの家族は、まだクォリーメンと呼ばれていた頃のビートルズが数多くライヴを行った会場であるリバプールの「カスバ・コーヒー・クラブ」を所有。同会場は現在、ビートルズをテーマにしたAirbnbのスペースに改装されている