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ドリーム・シアターのジョン・マイアング、マイク・ポートノイ復帰でリズム・セクションにどのような変化があったのか語る

2025/04/04 17:17掲載
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Dream Theater - 2024
Dream Theater - 2024
ドリーム・シアター(Dream Theater)のベーシスト、ジョン・マイアング(John Myung)は米Bass Playerの新しいインタビューの中で、マイク・ポートノイ(Mike Portnoy)が復帰したことでリズム・セクションにどのような変化があったのか語っています。また同じインタビューの中で、ベースラインの制作やテクニカルな曲作り、ベース演奏のマンネリ化、4弦ベースに戻す予定などについても語っています。

「ドラマーが変わると、ドリーム・シアターのメンバー全員に影響を与える。僕たちは皆、バンドのタイムキーパーに合わせて演奏しているからね。マイクが戻ってきたことで、すべてがしっくりきたと感じた。すべてが一つになる魔法のような瞬間がたくさんあった。僕たちは家族のようなものだよ」

Q:ポートノイが復帰したことについて、どう感じていますか?

「多くの点で、バークリーで初めて意気投合したときと変わらない感じがする。僕たちはいつもE19号室を予約していた。そこで月曜日から金曜日まで練習していた。毎晩6時から真夜中までそこにいた。そこで取り組んでいた多くの曲が『Images and Words』の収録曲になったんだ」

Q:ベースラインはどのようにして書くのですか?

「多くの場合、リズムや構造が多いと、僕のパートはコードをサポートしたり、ルートを弾いたりすることに重きを置いている。テクニカルな曲のベースラインを書くための最初のステップは、音を選び、何が起こっているかを把握することだよ」

Q:あなたの場合、ベースラインの多くはリハーサルではなくスタジオで仕上げているのですか?

「そう。ペースの速い作曲環境では、まず曲の構成をまとめ、曲の方向性を把握することが、より重要なんだ。スタジオでは時間をかけて、よりクリエイティブな部分を実験したり、スケッチしたりすることができる」

Q:テクニカルな曲作りは、どこまで行くとテクニカルになり過ぎるのでしょうか?

「どのアルバムも、テクニカルな限界に挑戦している。ロックの感覚の中で本当にテクニカルな音楽を作ることの問題は、パワーを失ってしまうことだと思っている。僕たちの過去数枚のアルバムは超テクニカルだったけど、(最新アルバムの)『Parasomnia』では、その点をより意識していたよ」

Q:過剰に演奏してしまう誘惑にどう打ち勝ってばいいのでしょうか?

「僕が好きなベースラインのいくつかは、最も堅実で機能的なもの。自分を制限する必要があると言いたいわけではないけれど、曲作りに関しては、ベーシストとしての仕事は完璧なサポートラインを見つけることだと思うよ」

Q:ベース演奏がマンネリ化することはありませんか?

「そういうときは、楽器に対する見方を変えるようにしている。普通はスケールやコードを覚える、それも素晴らしいことだけど、それを音楽的に応用することに時間を費やすことも重要なんだ。何かに対して新しい見方を見つけると、そこからアイデアが生まれてくるんだよ」

Q:今後、また4弦ベースに戻すことはありますか?

「実は、次のアルバムでは、4弦ベースに戻そうかと考えているんだ。4弦に戻ると、ある種の自由を感じる。6弦ベースを弾きこなせる技術を持つことは素晴らしいことだよ。間違いなく、ある種のテクニックや、自分の好きな演奏方法を身につけることができた。今度はその知識を4弦ベースに活かして、楽しんでみる時が来たように感じているよ」