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10ccグレアム・グールドマン語る、一番好きな曲/ヒットすべきだった曲/最近の作曲傾向(いきなりサビ)について/10ccオリジナルメンバー再結成?他

2025/03/06 18:50掲載
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Graham Gouldman
Graham Gouldman
10ccグレアム・グールドマン(Graham Gouldman)は英Classic Rockのインタビューの中で、さまざまな質問に返答しています。自身の楽曲の中で「一番好きな曲」「ヒットすべきだったと思う曲」「人気が出て驚いた曲」、最高の瞬間を3つ挙げるとしたら? 最近のソングライティングの傾向(いきなりサビ)はどう思う? 10ccオリジナルメンバーの再結成は?

■自身の楽曲の中で今までで一番好きな曲を選ばなければならないとしたら、どれを選びますか?

「ホリーズのために書いた“Bus Stop”(1966年)は大好きだよ。2014年にソングライターの殿堂入りを果たした際にも演奏しました」



■ヒットしなかったあなたの曲の中で、ヒットすべきだったと思う曲はありますか?

「アンドリュー・ゴールドと1980年代に結成したバンド、WAXで“Right Between The Eyes”という曲を書いた。スペインではヒットしたけど、それ以外ではヒットしなかった。僕はいつも、もっと国際的にヒットしてもおかしくないと思っているよ」



■自身の曲で、人気が出て驚いた曲はありますか?

「不思議なことに、僕たち (10cc) が“I’m Not In Love”をレコーディングしたとき、その商業的可能性についてバンド内では話題になりませんでした。この曲が大ヒットになると言っていたのは、他の人たちでした」



■これまでのキャリアの中で最高の瞬間を3つ挙げるとしたら?

「ひとつは、ヤードバーズが“For Your Love”を録音するという話を聞いたこと(1965年)。もうひとつは(10ccの最初のシングル)“Donna”がチャート入りしたこと(1972年)。そして、オリジナルの10ccが解散した後、アンドリュー・ゴールドと(WAXとして)『Top Of The Pops』に出演したことは、僕にとって大きな、大きな瞬間だった」

■最近のソングライティングの傾向についてはどう思いますか? 例えば、現在では簡潔さが非常に重要視されているので、最も人気のある曲のいくつかは、いきなりサビから入ります。

「(うなずき)サビから始まるよね。僕は、いきなりサビから入るよりも、まず聴き手をその曲の世界に引き込みたいと思っている。(いきなりサビの)その手法がうまくいっている良い例はいくつかあるけれど、それは僕のやり方ではないね」

■10ccのオリジナルメンバー4人全員は健在ですが、再結成の可能性はあるのでしょうか?

「10年ほど前にロル(クレーム)と話したことがあって、とても楽しいひとときを過ごしたよ。ケヴィン・ゴドレイとは一緒に仕事をしたし、また何か一緒にやるつもりだけど、エリック(スチュワート)とはもう何十年も会っていないんだ。だから、残念ながらそれは難しいね」