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ジョージ・ハリスンのギターを使ってジプシージャズの巨匠が録音したジョージ・トリビュート盤全曲公開 ジョージの未発表コードから作られた新曲も

2025/02/28 17:09掲載
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George Harrison
George Harrison
ジョージ・ハリスン(George Harrison)の所有していたビートルズ(The Beatles)時代のエレキギターやアコースティックギターを使用してレコーディングされた、ジョージの新しいトリビュート・アルバムがリリースされました。ジプシージャズの巨匠、ギター奏者のロビン・ノーラン(Robin Nolan)による演奏で、ジョージの名曲10曲の再解釈に加え、ジョージが生前に書き残していたコードから作られた新曲も収録されています。アルバム・タイトルは『For the Love of George』。YouTubeほかで聴けます。リリース元はジョージによって設立されたDark Horse Records。

ロビン・ノーランによると、ジョージの妻オリヴィアの誕生日を祝うためにハリソン家の自宅フライヤーパークを訪れた際、本物のビートルズのギターを使って本格的なトリビュート・アルバムを録音するというアイデアが浮かんだという。米Guitar Worldの取材に応じてこう話しています。

「オリヴィアの誕生日にフライヤーパークで演奏していた時だった。みんなで話していると、ジョージのラミレス製アコースティックギターが現れ、僕はそのギターで“And I Love Her”を演奏した。オリヴィアやみんなが見ている中で、ジョージが最初に録音したのと同じギターで、この曲を演奏できて本当に興奮したよ」

ロビンは過去にもジョージのトリビュート・アルバムのアイデアを練ったことがありましたが、この日の経験はそのプロジェクトをほぼ確実なものとしました。

「ジョージ楽曲のアルバムを作れたらどんなにクールだろうかと思っていたが、実際にそのギターで彼の曲を演奏するとなると、それはまた別の次元の話。それにより、また一段と素晴らしいものになる。アルバムのインスピレーションはそこから生まれたんだ」

タイトル曲の「For the Love of George」は、オリヴィアがロビンに封筒の写真を送ったことから生まれました。ジョージは生前にその封筒にコードを書き残していました。あまり多くのことは書かれていませんでしたが、オリヴィアのリクエストでノーランはそれを見て、最終的にはそのコードが1つの曲になりました。

「封筒をじっと見つめ、ジョージがずっと昔に書いたコードをじっくりと研究していると、魔法のような感覚を覚え始めた。それはまるで謎を解き明かすようなもので、ジョージが何を意味させようとしていたのかを想像しようとしていた。

コードを理解すると、メロディが浮かんだ。心の中でジョージが本当に美しい曲を口ずさんでいるのが聴こえてきた。その時、すべてが一つにまとまったんだ。それがこのアルバムのタイトル曲“For the Love of George”だ。

僕はとても興奮していたので、携帯電話でシンプルなヴァージョンを録音し、オリヴィアに送って感想を聞いてみた。すると彼女は“わあ、まるでジョージみたい!”と返事をくれた。ジョージのように聴こえるのは当然だ。彼独特のコードの変更がいくつかあるし、僕が書いたメロディは彼からインスピレーションを受けたものだからね」

ロビンはこの曲では、ジョージのビートルズ時代のギター3本を使ってレコーディングしました。それらはこのアルバムの他の部分でも使われています。