
John Lydon interview - Pink Floyd - Classic Album Review
セックス・ピストルズ(Sex Pistols)/
パブリック・イメージ・リミテッド(Public Image Ltd/PiL)の
ジョン・ライドン(John Lydon)が
ピンク・フロイド(Pink Floyd)を語る。Classic Album Reviewのインタビューの中で、ボブ・ゲルドフがピンク・フロイドの『Dark Side of the Moon(邦題:狂気)』を「ロックの代表的な支柱」のひとつと評したことについて意見を求められて、こう話しています。
「ボブと議論するのはいつも楽しい。彼は馬鹿げたことをするし、いつも真剣に受け止められたがっている。それはかなり馬鹿げた発言だ。“ロックの支柱”なんてものが本当に存在するのかどうかはわからない。少なくともピンク・フロイドは違う。シド・バレットの時代ならそうだったかもしれないが。あれは間違いなくロックン“奇妙な”ロールに近いものだった。
俺は『Dark Side of the Moon』は好きだけど、あれはロックとは呼ばない。当時はタイトルがあったかどうか分からない。ただ、LSDを試していたときは、リズムや間、落ち着きの感覚がまったく違っていて、とてもいい風景だった。
(ピンク・フロイドの音楽とLSDは、いい組み合わせになるのか?)
ああ、そう思うよ。レコードよりもライヴの方が好きだった。だって、ベッドに座っていても、両親が部屋のドアを叩くから、幻覚を見ていてもイライラが募るばかりだろう。少しは刺激が欲しい。『Ummagumma』は素晴らしい作品だった。エネルギーを与えてくれて、この連中は3コードで育ったんだと思い出させてくれたからね」