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ジョー・リン・ターナーやキッスのメンバーとのコラボでも知られるギタリストのカール・コクラン死去

2025/02/21 09:09掲載
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Karl Cochran
Karl Cochran
ジョー・リン・ターナー(Joe Lynn Turner)キッス(KISS)のメンバーとのコラボレーションでも知られるギタリスト/ソングライターのカール・コクラン(Karl Cochran)が死去。2月19日に米バージニア州南部のマーティンズビルで起きた自動車事故で亡くなりました。61歳でした。

カール・コクランは2014年に重度の脳卒中を患い、運動能力や言語能力にも影響が出ましたが、回復後は音楽活動を続けていました。地元メディアMy Central Jerseyによると、コクランの90歳の母親が運転する自動車が、自宅の庭にバックで乗り入れた際、木に衝突。同乗していたコクランが車外に放り出されて重傷となり、ヘリコプターで病院に搬送されましたが、コクランは亡くなりました。

コクランのロックンロール・キャリアは1992年に始まった。ロサンゼルスに住み、働いていた時にジョー・リン・ターナーと知り合う。ターナーのバンドに参加し、その後何年にもわたってターナーのソロ・アルバム数枚に参加した。

その後、友人や音楽仲間の後押しもあり、コクランはエース・フレーリー(Ace Frehley)のバンドのベース奏者になるためのオーディションを受けて合格。1994年から1996年にかけてフレーリーと共に大規模なツアーを行った。コクランとフレーリーは「Into the Void」を共作し、この曲は1998年、キッスがオリジナルメンバーでリリースしたアルバム『Psycho Circus』に収録された。

1990年代後半には、元キッスのブルース・キューリックや元モトリー・クルーのジョン・コラビも参加したエリック・シンガー・プロジェクト(ESP/Eric Singer Project)のツアーやアルバム『Lost and Spaced』に参加した。ESPでの活動の後、コクランは自身のバンド、ブードゥーランド(Voodooland)を再結成し、2000年に同名のEPを、2004年にはのフルアルバム『Give Me Air』をリリースした。

訃報を受け、ジョー・リン・ターナーやキッスは追悼コメントを発表。またターナーは、日本でのパフォーマンスを含む共演の映像をまとめたトリビュート・ビデオも公開しています。