カール・コクランは2014年に重度の脳卒中を患い、運動能力や言語能力にも影響が出ましたが、回復後は音楽活動を続けていました。地元メディアMy Central Jerseyによると、コクランの90歳の母親が運転する自動車が、自宅の庭にバックで乗り入れた際、木に衝突。同乗していたコクランが車外に放り出されて重傷となり、ヘリコプターで病院に搬送されましたが、コクランは亡くなりました。
その後、友人や音楽仲間の後押しもあり、コクランはエース・フレーリー(Ace Frehley)のバンドのベース奏者になるためのオーディションを受けて合格。1994年から1996年にかけてフレーリーと共に大規模なツアーを行った。コクランとフレーリーは「Into the Void」を共作し、この曲は1998年、キッスがオリジナルメンバーでリリースしたアルバム『Psycho Circus』に収録された。
1990年代後半には、元キッスのブルース・キューリックや元モトリー・クルーのジョン・コラビも参加したエリック・シンガー・プロジェクト(ESP/Eric Singer Project)のツアーやアルバム『Lost and Spaced』に参加した。ESPでの活動の後、コクランは自身のバンド、ブードゥーランド(Voodooland)を再結成し、2000年に同名のEPを、2004年にはのフルアルバム『Give Me Air』をリリースした。
Our dear friend Karl Cochran was killed in a car accident on Feb. 19th. Karl was a vocalist and guitarist extraordinaire who suffered a massive stroke but never stopped fighting to make his way back. He was loved by our fans worldwide through his appearances worldwide and was a… pic.twitter.com/vhsO33DS49