「模倣は最高の賛辞である」。
パール・ジャム(Pearl Jam)「Alive」の
マイク・マクレディ(Mike McCready)のギターソロは、
キッス(KISS)「She」の
エース・フレーリー(Ace Frehley)のギターソロを基にしており、さらにそのソロは
ザ・ドアーズ(The Doors)「Five to One」の
ロビー・クリーガー(Robby Krieger)のギターソロを基にしています。キッスの
ジーン・シモンズ(Gene Simmons)はビリー・コーガンのポッドキャスト番組『The Magnificent Others』の新しいインタビューで、この受け継がれているギターソロについて語っています。
「マイク・マクレディが、パール・ジャムを始めたばかりの頃や、ギターを始めたばかりの頃、エースの音楽を聴き始めた頃のことを話してくれたことがある。
(パール・ジャムの“Alive”のギターソロの冒頭部分を歌いながら)これは彼が最初に覚えたソロの1つ、キッスの“She”からだったと言っていた。
俺は“マイク、どう言っていいかわからないけど、それはドアーズの“Five to One”のギターソロをそのまま弾いているんだ”と言った。エースはこれをとても気に入ったので、そのまま再現したんだ。彼(マイク)は“マジか!”と言っていたよ」
シモンズはすかさず、他のアーティストからちょっとしたものを借用することは何も目新しいことではなく、実際、最も伝説的なロッカーの中には、他のアーティストからいくつかのものを借用している者もいると指摘しています。
「だから、俺が言いたいのは、誰かが“君の曲が好きだ”と言ってくれると、とてもありがたく思うということだ。誰もが、何かしらの断片を曲の中に持っているものだ。例えば、レッド・ツェッペリンの曲を聴いてごらん。ブルースの要素がたくさん含まれているのが分かるだろう。よく知られているようなブルースの曲がたくさんある」
パール・ジャム「Alive」のマイク・マクレディのギターソロ、キッス「She」のエース・フレーリーのギターソロ、ザ・ドアーズ「Five to One」のロビー・クリーガーのギターソロ。以下は、この3つを比較した動画。
インタビュー