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TOTOのスティーヴ・ルカサー 「Hold the Lineのギターソロはミスしたのがそのまま残っている」

2025/02/12 19:03掲載
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Steve Lukather
Steve Lukather
TOTOスティーヴ・ルカサー(Steve Lukather)によると、「Hold the Line」のギターソロはミスしたのがそのまま残ってしまっているという。米Guitar Worldの新しいインタビューの中で語っています。また、お気に入りのTOTOのギターソロ、ビートルズ(The Beatles)からの影響、自身のヒーローだったジェフ・ベック(Jeff Beck)のギターについても話しています。

Q:スタジオでソロをミスしたのに、それがそのまま残ってしまったことはありますか?

「あるよ! (デビューアルバム収録の)“Hold the Line”とかね。最後の3パートハーモニーまでのソロはワンテイクで録った。3パートハーモニーに移るところでしくじったんだ。スタジオには大勢の人がいて、そこに新人バンドがいる。ものすごいプレッシャーを感じたよ。ソロの最初の部分は普通に弾いたんだけど、ミスをしてしまって“ああ、もう...”ってね。でもみんなは“最高だよ、そのまま続けて!”って感じだった」



Q:お気に入りのTOTOのソロは?

「あまり有名ではないけど、変わったソロをやったこともある。同じことを繰り返さないようにしているけど、僕のように長い間やってると難しいよ。ソロで同じフレーズを弾くのは好きじゃない。

アルバム『Toto XIV』に“21st Century Blues”という曲があって、これはラリー・カールトンへの素晴らしいオマージュになっているんだ。ソロ・アルバムでは、いつもスティーリー・ダンの影響を受けた曲を書いていた。スティーリー・ダンは僕の人生の大きな一部だったからね。そのレベルのクオリティ、音楽性、職人技に強く影響されたよ」



Q:ビートルズからも大きな影響を受けていますね。ビートルズのギター演奏で最も誤解されている要素は何でしょうか?

「それはギター演奏ではなく、作曲だ。作曲の中の作曲。ポールはソロをたくさん演奏していて、ジョージを怒らせていたけど、ジョン、ジョージ、ポールは常に、非常に印象的で、耳に残るフックのある演奏を見つけていた。

セッション・プレイヤーとして、曲でパートを探しているときにビートルズの曲を参考にしたよ。“Fixing a Holeのあの音が欲しい。ここでも使えるかもしれない”とね。ビートルズは常に頭の中にあった。俺がこれまでに作ったアルバムのすべてにおいて、誰かが“ビートルズっぽいものを少し入れてくれよ”と言っていたよ。

ビートルズの曲を聴いて“今まで聴いた中で最高のギターソロだ”と思う人はいないだろうね。“今までで最も完璧なギターソロだ”と思う人はいるかもしれないけど。でも、テクニックに圧倒されて立ち去ることはない。言っている意味、分かるよね?」

Q:ジェフ・ベックのギターで最も印象に残っているのは?

「あれほど素晴らしい音がするのは、ギターのせいではなく、ジェフ・ベックだからだ。ストラトキャスターはいい楽器だけど、それをスタンドに立てておいても音は出ない。誰かがそれを手に取って弾かなければならない。信じてほしいんだけど、10人の人間に同じギターを持たせて同じブルースのリフを弾かせたら、10通りの異なる音が出るはずだ。

つまり、彼のギターに宿る魔法は、彼の汗と音であるということに気づく。まるで生きているかのようだった。安っぽい言い方かもしれないけどね。ジェフは俺にとってとても大切な人だった。友人であり、ツアーでも一緒に仕事をした。俺のヒーローだった。世界一のギタリストは誰かって? そんなこと言えないよ。不可能だ。でも、ベスト5には誰が入る? 間違いなくジェフ・ベックだね」