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Z世代 コレクターアイテムではなく聴くためにレコードを購入する人が増えている 購入者の80%がプレーヤーを所有 最新調査

2025/01/30 19:48掲載(Last Update:2025/01/30 20:09)
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vinyl  (c) PA IMAGES
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以前は、Z世代は「コレクター・アイテム」としてアナログ・レコードを購入していると言われていましたが、新しいレポートによると、実際に「聴くために」レコードを購入する人が増えているという。Z世代のレコード愛好家の87%がレコードの音質に関心を示しており、2023年には米国の調査でレコードを買う人の半数はレコードプレーヤーを持っていないと報告されていましたが、この新しいレポートによると、Z世代のレコード所有者の80%が実際にレコードプレーヤー/ターンテーブルを所有しているという。

このレポートは、世界のレコード音楽市場におけるレコードの地位を強化するために創設された業界団体Vinyl Allianceによるもので、2,500人以上のレコード愛好家からの意見を取り上げています。

レポートによると、Z世代のレコード愛好家の76%は現在、少なくとも月に1度はレコードを購入しているという。調査対象者の29%が自分自身を「熱心なコレクター」であると答えています。

Z世代のレコード愛好家の84%がレコードは店舗で購入すると回答しており、半数以上(57%)が店舗での体験を好み、レコードのコミュニティイベントをより多く開催してほしいと希望していると答えています。これは、どの世代よりも高い割合でした。Vinyl Allianceは「Z世代は、スタッフがレコードのおすすめを共有したり、ターンテーブルの使い方を教えたりするなど、レコード店での本物の人とのつながりを大切にしています」と指摘しています。

またレポートによると、Z世代のレコード愛好家のちょうど半数がデジタル生活からの息抜きになるためにレコードを収集しており、精神的な健康を向上させるためにデジタル習慣をレコードを聴くことに置き換える可能性が他の世代よりも高いという。

Vinyl Allianceのゼネラルマネージャーであるライアン・ミトロヴィッチは次のように述べています。

「Z世代のレコードファンは、さまざまな理由からレコードを購入しています。私たちの調査は、彼らの関心が表面的なトレンドではなく、本当に情熱的であることを示しています。レコードはZ世代が異なる音楽体験を楽しむための手段であり、彼らは真剣に取り組んでいます。ですから、私たちは、Z世代をレコードファンやコレクターとして真剣に受け止めるべき時が来たのです」