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米国 レコードを買う人の半数はレコードプレーヤーを持っていない 最新調査結果

2023/04/27 10:42掲載
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vinyl  (c) PA IMAGES
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アナログレコードの売上は増加傾向にありますが、新しいデータによると、米国では購入者の半数は実際に聴いていないことが判明。

エンターテインメント・コンサルタント会社のLuminate社の新しいレポートには「過去12ヶ月間にレコードを買ったことのある消費者の50%がレコードプレーヤーを所有しており、音楽リスナー全体では15%である」とあります。つまり、過去12ヶ月間にレコードを購入した人の50%がレコードプレーヤー/ターンテーブルを所有していないことを意味します。

この結果は、Luminate社のCEOであるRob Jonasによると、米国在住の3,900人の回答者を対象に検討したMusic 360の調査によるものです。

英国の音楽業界団体BPIのRob Crutchleyは2020年のThe Times Of Londonのインタビューの中で「スーパーファンは聴くために買うのではなく、所有するために買う」「たとえターンテーブルを持っていなくても、アーティストを応援したい、作品そのものを手に入れたいという思いから、レコードを購入する人の割合が多い」と話していました。

また、今回の調査からは、他に以下のような結果が得られました。

●Z世代の31%は、アーティストがより多くのグッズを提供し、支持を示すことができるようになることを望んでいる

●スーパーファンは、過去1年間にレコードを購入した割合が約3倍も高い。

●ロックファンは、他のジャンルに比べてレコードを聴く割合が約8%多い