Queen at Live Aid at Wembley Stadium, 1985. Photo by Neal Preston.
クイーン(Queen)が1985年の<ライヴエイド>で披露した伝説的パフォーマンス。その時、ステージにいることが許された唯一のカメラマン、ロック・フォトグラファーのニール・プレストンが当日のことを振り返っています。
クイーンのオフィシャル・フォトグラファーで、ライヴエイドの公式カメラマンの1人だったニール・プレストンは、Rock and Roll Galleryが運営するYouTubeチャンネル「Shot Talk」の新しいインタビューの中で、自身のキャリアについて振り返っています。
クイーンとのエピソードも語っており、その中で<ライヴエイド>についても振り返っています。プレストンは、クイーンがステージに上がる数秒前まで、自分がステージに上がることを知らなかったという。
「僕はライヴ・エイドの英国会場のオフィシャル・カメラマンのうちの1人だった。前日に(ボブ)ゲルドフの撮影を(ステージを降りた)フィールドで行ったんだけど、それは僕たちはステージに上がることが許可されていなかったからなんだ。テレビカメラがたくさんあったので、ステージには上がれなかったんだ。(テレビを通じて)何十億もの人々が観ていたからね。
でも、クイーンがステージに上がる直前に(クイーンのツアー・マネージャーであるジェリー)スティッケルズが僕に“ステージに上がれ”と言ったんだ。
僕はOKと答えた。彼らは僕の仲間だったから。家族だった。つまり、クイーンのクルーは、僕の血縁者と同じくらい家族同然なんだ。それで僕はそこに向かい、その日ステージにいた唯一のカメラマンだった。僕はクイーンと一緒にステージにいた。(当日の映像を観れば)ブライアンのアンプや他のものの間に隠れながら、行ったり来たりしようとしている僕を見ることができるはず。僕はその日、99本のフィルムを撮影した。
まさにあれがライヴエイドだったけど、あれが史上最も有名な25分間のライヴになるとは思っていなかった。ただ、良いクイーンのライヴだと思っていた。どちらかというと、ザ・フーの方に興味があった。彼らは少し精彩を欠いていたけど、僕はピート・タウンゼントのファンなんだ。まあ、でも、ライヴ・エイドは素晴らしい1日だったよ」
ビデオの他の部分では、プレストンがレッド・ツェッペリンの初期から1979年の最後の英国公演までを撮影したことや、ジェフ・ベック・グループ、ジャニス・ジョプリン、ドアーズ、オールマン・ブラザーズ・バンドなどとの仕事について語っています。
■Queen - Live Aid 1985
■ニール・プレストン インタビュー