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ジュリアン・レノン「僕はビートルズの中枢グループの一員ではない。今までも、これからも」 回顧録の執筆を開始したことも語る

2025/01/05 21:51掲載
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Julian Lennon (c) Robert Ascroft
Julian Lennon (c) Robert Ascroft
ジョン・レノン(John Lennon)の息子ジュリアン・レノン(Julian Lennon)は英ガーディアン紙の新しいインタビューの中で、自分がビートルズ(The Beatles)関連のニュースを知るタイミングは「ほとんどいつも(一般公開と同じタイミングで)初めて知る。僕は中枢グループの一員ではない。今までも、これからも」と話しています。また回顧録の執筆を開始したこと、新しい音楽プロジェクトについても話しています。

Q:回顧録を書く予定はありますか?

「書き始めているよ。自分の側からストーリーを語るのもいいかなと思ったんだけど、ありきたりの自伝にはしたくない。もっと芸術や感情に基づいたものにしたいと思っているよ」

Q:あなたを突き動かしているものは何ですか?

「いつも“ジョン・レノンの息子、ジョン・レノンの息子”だった。もううんざりだよ。僕が考えたのは、何よりもまず、自分自身のためにやらなければならなかったのは、自分の作品を積み重ね、誰にも奪うことのできない自分自身の基盤を築くことだった。今もそれを続けている。目立ちたいからではなく、自分自身に“自分はこういうことができる”と証明したいから。他人の意見と争うことには興味はないよ」

Q:最後のアルバムは『Jude in 2022』でしたね。新しい音楽プロジェクトはありますか?

「昨年末にバンドを結成して、ロサンゼルスでリハーサルを行ったんだけど、自分たちのサウンドが素晴らしいことに驚いたよ。アメリカの深夜テレビ番組や、(英国の)グラハム・ノートンやジュールス・ホランドの番組に出演したいとも考えていたんだけど、残念ながら誰も僕を出演させてくれなかったので、少しがっかりした。音楽から離れるわけではないけど、そのことにはとてもがっかりしたよ。今もね」

Q:最近、ビートルズへの関心が再び高まっていることについて、どう思いますか?ピーター・ジャクソン監督の『ザ・ビートルズ:Get Back』、レストアされたドキュメンタリー映画『レット・イット・ビー』、マーティン・スコセッシ監督の『ビートルズ '64』などがあります。

「ほとんどいつも(一般公開と同じタイミングで)初めて知るニュースだよ。僕は中枢グループの一員ではない。今までも、これからも。父が去ったとき、僕が3歳から5歳の間だったけど(少し時間がかかった)、母と僕だけだった。ビートルズや父とは何の関係もなかった。時折父を訪ねたことがあったけど、僕たちは完全に部外者だった。ショーン(レノン)と僕はとても気が合うので、とても感謝している。僕たちは親友で、彼は話せることは何でも話してくれるけど、ビートルズに関してはかなり秘密主義だよ」

Q:今でも奇妙な気持ちでしょうね。

「とても奇妙だけど、僕はそれに対して動揺していない。むしろ彼らが成し遂げたこと、そして今も成し遂げ続けていることに興奮し、感動している。ファンとして、他の人と同じように好奇心を持っているけど、なんでまたビートルズの映画が作られるんだろう?とも思うこともある」