AC/DCのベーシスト、
クリフ・ウィリアムズ(Cliff Williams)は、
MR.BIGの
ビリー・シーン(Billy Sheehan)がAC/DCと
ビートルズ(The Beatles)の大ファンだと知り、自身が所有していたヘフナーベース(ポール・マッカートニーの使用でも知られる)をプレゼントしたという。シーンがポッドキャスト『The Mistress Carrie Podcast』に出演した際に当時を振り返っています。
「マッカートニーがやったことのほとんどは素晴らしい。理解できない人もいる。でも、時間をかければ、理解してもらえると思う。僕は、ポール・マッカートニーがなぜ、おそらく最も偉大で、本当に素晴らしいプレイヤーであるのかを誰にでも喜んで説明したい。
もちろんジェームス・ジェマーソンもそう、ザ・テンプテーションズやモータウンのレコーディングで彼が演奏したものも本当に素晴らしい。ベースが至る所にある。マッカートニーのベースも至る所にあるが、とても音楽的で、曲や音楽の他のすべての要素と、とてもうまく調和している。とても素晴らしいことだよ。
公の場で話したことがあるかどうかはわからないけど、僕の友人は(あえて名前を言いたくないが)AC/DCのベーシスト、クリフ・ウィリアムズと仕事をしたことがある。友人は彼と仕事をするために出かけた。クリフは古い機材を処分していた。ちなみに、僕はAC/DCのメンバーとは知り合いではないけれど、史上最大のAC/DCファンなんだ。心の隅々まで愛しているよ。
彼はナッシュビルに戻ってきた後、僕の家に来た。彼はケースを持っていた。僕が“それは何?”と聞くと、彼は“開けてごらん”と言った。中には1973年製のヘフナーのビートルズ・ベースが入っていた。彼は“クリフは、君に持っていて欲しいと言っていたよ”と言った。僕は涙を浮かべた。ただただすごい。どうやらクリフは僕がビートルズの大ファンだということを知っていたみたいなんだ。彼が僕のことを知っているなんて思いもしなかった。彼からの贈り物は、僕にとって最も大切な宝物の一つだ。彼もベース奏者で、本当に素晴らしい、素晴らしいプレイヤーだ。AC/DC、そのサウンドと、それに乗る彼のベースプレイは本当に素晴らしい。(彼からの贈り物は)僕を驚かせた。僕の目には涙が浮かんでいた。
(インタビュアーから、そのような贈り物に対するお礼状をどう書くのかと尋ねられ)
友人が親切にもクリフの電話番号を教えてくれたので、直接お礼を言ったよ。彼は本当に素晴らしい人で、信じられないほど素晴らしいプレイヤーだ。本当に驚いた。今までで最高の出来事のひとつだった。今でもそのことを考えると、月まで飛んで行きたくなる。 完璧な出来事だった。だから、そのベースでポール・マッカートニーの曲を演奏するのは、とても充実感があり、とてもクールなことなんだ。次の誕生日には、ワインを飲みながら、ビートルズの『Sgt.Pepper's~』をかけて、そのベースで全曲演奏しようと思う。最高だろうね」