Black Sabbath - Image: © Chris Walter/WireImage - Getty
ブラック・サバス(Black Sabbath) の
ギーザー・バトラー(Geezer Butler) は1977年夏、
ビル・ワード(Bill Ward) からサバス解雇を通告される。しかし、その数週間後、ビルからサバスがリハーサルをしているのになんでお前は来ないんだと怒られたという。結局、何事もなかったように再加入してリハーサルに参加したという。ポットキャスト『Lifeminute』の最近のインタビューの中で語っています。
1977年後半、オジー・オズボーンが突然サバスを脱退し、短期間デイヴ・ウォーカーと交代した後、オジーはサバスに再加入しました。ギーザーは、オジー脱退と同じ年に脱退を余儀なくされたことを自伝『Into the Void』で語っています。このポットキャストの中で、このエピソードについて説明を求められたギーザーは、こう話しています。
「なぜそうなったのか全く分からない。みんないつも頭がボーっとしていたからね。俺たちは何百万枚ものアルバムを売り、世界中で何千回ものライヴを完売させたのに、それでもほとんどお金を手にすることができなかった。自分たちがマネジメントにだまされていることに気づいたんだ。
みんな、ただスケープゴートがほしかっただけだと思う。その時はたまたま俺だっただけだ。ビル・ワードが家に来て“君はクビだ”と言った。俺は“そうかい、それはありがとう。理由は?”と尋ねると、“君はもうやる気がなさそうだ”と言われた。当時は本当にものすごいプレッシャーを感じていたから、正直、ホッとしたよ。おそらく、その数年で最高の2週間だった(笑)。ビジネスやアルバム制作のことなど何も考えずにリラックスできたからね。
それから2、3週間後、ビルが電話をかけてきて“どこにいるんだ?”と聞かれた。俺は“どういう意味?”と尋ねると、彼は“もうみんないる。リハーサル中だぞ!”と言った。俺は“クビになったんだよね?”と答えると、彼は“クビってどういうことだ!”と怒りだした。俺は“君がクビだと言ったじゃないか!”と言った(笑)。すると彼は“ああ、そうだったな。忘れてたよ”と言った。それで俺はリハーサルに行ったんだけど、誰もそのことについて何も言わず、いつも通りだったよ」
VIDEO