HOME > ニュース >

ジョージ・ハリスンがビートルズの初期に300以上の公演で演奏したエレキギター 2億円で落札

2024/11/22 00:57掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
George Harrison - (Image credit: Astrid Kirchherr photographic print of The Beatles)
George Harrison - (Image credit: Astrid Kirchherr photographic print of The Beatles)
ジョージ・ハリスン(George Harrison)ビートルズ(The Beatles)の初期に300以上の公演で演奏したエレキギターがオークションに出品され、127万ドル(約1億9600万円)で落札されました。落札予想価格は80万ドルでした。MusicRadarによると、ビートルズのメンバーが所有したギターとしては世界最高額を記録しました。

オークションを主催したジュリアンズ・オークションは、この楽器を「歴史的なビートルズ・ギターの聖杯のひとつ」と称していました。

ハリスンは1959年11月にリバプールのヘッシーズ・ミュージックセンターでこのフューチュラマ(Futurama)・ギターを購入し、1962年にグレッチのデュオジェットを手に入れるまで、メインのギターとして使用していました。

ジュリアン・オークションズのエグゼクティブ・ディレクター、マーティン・ノーランは「ジョージ・ハリスンの象徴的なフューチュラマ・ギターは、ロックンロール史上最も重要なギターのひとつであり、ビートルズのサウンドの形成に重要な役割を果たしました。このギターは、今日、オークションで歴史を作りました。このハリスンのギターを、ジョン・レノン、エリック・クラプトン、カート・コバーンのギターがすでに含まれているジュリアン・オークションズの100万ドルクラブに加えることができ、非常に嬉しく思います」と語っています

ハリスンは、伝説的な初期のキャヴァーン・クラブでのライヴやハンブルク・ツアーなど、300回以上のビートルズの初期のライヴで、このフューチュラマ・ギターを使用しました。また1959年から1961年にかけて、ビートルズがポリドールで初めて公式に行ったレコーディングでも使用されました。具体的には「Ain’t She Sweet」と「Cry For a Shadow」で聴くことができます。

ハリスンは、このギターは「とても弾きにくかった」と語っていましたが、その「未来的な」外観を気に入っていたようです。「素晴らしいサウンドだった」と、後にジャーナリストに語っています。

ハリスンは、1964年にコンテストの賞品としてこのギターをロック雑誌に寄付しましたが、優勝者が賞金を選んだため、ギターはその雑誌の編集者の手元に残りました。このギターは2019年にもオークションにかけられたことがあります。

■オークション・ページ
https://www.juliensauctions.com/en/lots/319955/the-beatles-george-harrison-futurama-hamburg~