クイーン(Queen)が1973年にリリースしたデビューアルバム『Queen(邦題:戦慄の王女)』を再構築した全く新しい2024年ヴァージョン『Queen I』。
ブライアン・メイ(Brian May)は英Mojo誌の新しいインタビューの中で、『Queen II』も同じ手法を採用したいと考えていると語っています。ただし、『II』で終わりで、『Sheer Heart Attack』はやる必要はないとも話しています。また同じインタビューの中で「ジョン・ディーコンにはまだ発言権があるのか?」とも尋ねられています。
■ジョン・ディーコンにはまだ発言権があるのですか?
「ジョンは今でも『イエス』か『ノー』を言う権利を持っているよ。彼は僕たちがやっていることに満足しているけど、クリエイティブな面に関わることのストレスは望んでいないというメッセージは届いているので、僕たちはそれを尊重している。フレディとは残念ながら話すことができない。でも、僕たちは長い間チームとして活動してきたので、ロジャーと僕は他のメンバーが何を言いたいのかについては、かなり正確に予想できる。結婚生活よりも長いからね」
■この手法を他の作品にも適用する予定はありますか?
「間違いなく『Queen II』は、そのような扱いを受ける価値があると思う。あのアルバムには多くのレイヤーがあり、それを聴かせる技術は当時はなかった。でも、それで終わりにしようとも思っている。『Sheer Heart Attack』の頃には、すべてを把握したからね」
■王冠に磨きをかける新しい機会が次々と訪れていることに驚いていますか?
「ええ、でもチャンスは自分で作るものだよね? 物事が適切に行われず、以前のように、きちんと話し合いが行われなければ、とてもストレスを感じるよ。 僕たちはいつも早熟な少年たちだった。“アルバムはこう宣伝したい、こういうイメージを使いたい”と言っていた。それが本来あるべきなんだよ」