Ozzy Osbourne and Jack Black (Image credit: Dia Dipasupil/Getty Images for The Rock and Roll Hall of Fame)
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne) がソロ・アーティストとして新たに<ロックの殿堂>入りを果たしました。オジーのロックの殿堂入りは、2006年にブラック・サバスの一員として殿堂入りして以来2度目です。
巨大なコウモリの翼で飾られた玉座に座ってステージに登場したオジーは、スピーチでこう述べています。
「自分がここにいるなんて何だか信じられないよ。お礼を言わなきゃならないから先に言っておくけど、長々とクソみたいな独白で皆を退屈させるつもりはないから。ソロ活動でロックの殿堂入りさせてくれた投票者に感謝したい。本当にありがとう。心の底から感謝している。ありがとう、ありがとう、ありがとう。
長年にわたり、俺のファンは本当に忠実でいてくれた。感謝してもしきれない。俺は幸運にも、世界屈指のギター奏者、ドラマー、ベーシストと共演する機会に恵まれてきたが、そのうち何人かは今夜ここにも来ている。ただ、
ランディ・ローズ(Randy Rhoads) というギタリストについて一言言わせてほしい。もしランディ・ローズに出会っていなかったら、俺は今ここに座っていなかったと思う。それ以上に、妻シャロンだ。俺の命を救ってくれた。そして、孫たちと子供たち。みんなを愛しているよ」
殿堂入りの式典で、オジーを紹介したのは、
ジャック・ブラック(Jack Black) でした。彼はオジーの音楽との初めての出会いについて語っています。
「オジーの名前を初めて耳にした時のことを覚えている、俺は13歳で、レコード店をぶらついていた。何を買おうか? スティクス?ジャーニー? そんな俺の優柔不断さを察した年配のロックファンがこう言ったんだ。“ふざけるな、小僧、おまえが買うべきアルバムはこれだ!”。それが(オジーのアルバム)『Blizzard of Ozz』だった。
まったくその通りだった! ありがとう、あなたがどこにいるのかわからないが、名も知れぬロック通のおかげで人生が変わった。 音楽を聴く前から、オジーの顔が描かれたアルバムのジャケットを眺めていたのを覚えている。俺は魅了された。彼はとてもかっこよかった。赤と白のスーツに袖に白いフリンジが付いていて、目の狂気じみた表情、そしてドクロや十字架が描かれていた。最高だ。すべてがとにかくワルっぽく見えた。
それは俺がそれまで見た中で最もメタル的なもので、メタルが何なのかさえ知らかった俺に彼が教えてくれたんだ」
式典では、オジーの殿堂入りを祝して、友人やコラボレーターたちが彼を称えるトリビュート・パフォーマンスを行いました。
音楽トリビュートのメイン・バンドには、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの
チャド・スミス(Chad Smith) 、メタリカの
ロバート・トゥルージロ(Robert Trujillo) 、
アンドリュー・ワット(Andrew Watt) 、アダム・ウェイクマンが参加。計3曲が演奏され、3人のフロントマンがオジーの代わりを務めています。
1曲目の「Crazy Train」はトゥールの
メイナード・ジェームス・キーナン(Maynard James Keenan) がフロントマンを務め、バンドには
ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン(Wolfgang Van Halen) が加わっています。
2曲目の「Mama I'm Coming Home」では、カントリースターの
ジェリー・ロール(Jelly Roll) がフロントマンを務め、バンドには
ザック・ワイルド(Zakk Wylde) が加わっています。
そして最後の「No More Tears」では
ビリー・アイドル(Billy Idol) がフロントマンを務め、バンドには
スティーヴ・スティーヴン(Steve Stevens) が加わっています。
当日の映像あり
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