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ザ・ドアーズ結成60周年アニヴァーサリー企画始動 6LPボックスセット/ライヴ盤/アンソロジー本ほか

2024/10/09 10:31掲載
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The Doors 60th Anniversary
The Doors 60th Anniversary
ザ・ドアーズ(The Doors)は2025年に結成60周年を迎えます。これを記念した大規模なアニヴァーサリー企画が予定されています。

Rhinoは60周年を記念して大規模なリリースキャンペーンを実施します。

第1弾は6枚組LPボックスセット『The Doors 1967-1971』で海外で11月22日発売。このセットは、同レーベルのハイファイオーディオマニア向けレコードシリーズの一部としてリリースされるもので、ジム・モリソン(Jim Morrison)存命中にバンドがリリースした6枚のスタジオ・アルバムをすべて収録しています。これらのアルバムは、著名なカッティング・エンジニア、ケヴィン・グレイがオリジナルマスターテープからカッティングし、ドイツのOptimal Mediaでプレスしたものです。このボックスセットは3,000セット限定です。

さらに、Rhinoは11月29日のブラック・フライデーのレコードストア・デイに合わせて、1970年5月8日にデトロイトの有名なコボ・アリーナで行われたコンサートの模様を収めたライヴ・アルバム『Live in Detroit』の4枚組LPをリリースします。初アナログレコード化。25曲収録。音楽的に絶頂期にあったザ・ドアーズの姿を捉えた作品で、ブルースのカヴァー曲(ジュニア・パーカー「Mystery Train」やロバート・ジョンソン「Crossroads」)、17分を超える「The End」、19分を超える「Light My Fire」なども収録されています。

2025年初頭には、英国のGenesis Publicationsから、ザ・ドアーズのアンソロジー本『Night Divides the Day』が刊行される予定です。

この本には、貴重な写真の数々、ジョン・デンズモア(John Densmore)ロビー・クリーガー(Robby Krieger)の新たなインタビュー、ジム・モリソンとレイ・マンザレク(Ray Manzarek)のアーカイブ資料、そして他の仲間や友人、ファンによる解説など、これまでになかった方法でバンドのアーカイブを明らかにするものとなるという。序文はニルヴァーナのクリス・ノヴォセリック(Krist Novoselic)が務め、指揮者で作曲家のグスターボ・ドゥダメルによる後書きも掲載されます。計344ページ。

本書は限定2,000部のボックスセットになっており、デンズモアとクリーガーの直筆サイン入りで、ブルース・ボトニックによるマスタリングの「Hello, I Love You」と「Moonlight Drive」のレアなデモ音源を収録した7インチ・レコード、その他歴史的な記念品が含まれています。この本はGenesis Publicationsのウェブサイトから予約注文できます。

今後も2025年の60周年記念の一環として、美術館での展示やアート作品の展示、さらなるアーカイブの公開なども行われる予定です。

■『The Doors 1967-1971』


■『Live in Detroit』


■『Night Divides the Day』


■Genesis Publicationsのウェブサイト内『Night Divides the Day』ページ
https://www.genesis-publications.com/book/9781905662883