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【ジャーニー】ジョナサン・ケインvsニール・ショーンの訴訟論争 中立的な第三者を立てることで終結

2024/08/29 10:57掲載
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Neal Schon, Jonathan Cain
Neal Schon, Jonathan Cain
ジャーニー(Journey)ジョナサン・ケイン(Jonathan Cain)がバンドメイトのニール・ショーン(Neal Schon)に対して再び起こした訴訟は、ケインの要請に従い、彼らの間に生じた相違を解消するための中立的な第三者を立てることで終結したようです。

バンドのクレジットカードをめぐる2022年の訴訟と同様に、ケインが今年に裁判所に提出した書類には、ショーンが1日のホテル代上限が1,500ドルであるにもかかわず、限度額100万ドルのアメリカン・エキスプレスの口座を使い果たしたと訴えています。訴状では、ショーンは「1泊につき最高1万ドルを使った」と主張しています。また訴訟では、ショーンがバンドの借金返済を妨げているとも訴えています。

ケイン側は、ジャーニーのツアー運営を監督するためにケインとショーンが共同で設立したツアー・マネージメント会社のフリーダム2020を再編することを望んでいます。この会社にはケインとショーンの2人しか取締役がおらず、ケイン側は同数票をなくすために、裁判所命令の管財人が3人目の取締役として行動することを求めていました。

ショーンは先日、SNSで、このケインの要請に応じる考えを発表していました(詳しくはこちら)。

今回、デラウェア州衡平法裁判所は、ジョセフ・R・スライツ3世をこの2人の会社の管財人に任命しました。

声明の中で、ケインの弁護団は次のように述べています。

「ジョナサン・ケインはジャーニーのバンドメイトであるニール・ショーンとの間で生じていた最近の法的な紛争が解決したことを発表できることを嬉しく思います。ケイン氏とショーン氏がそれぞれ会社の50%を所有し、2人だけが取締役を務めていることから生じる、彼らのツアー会社フリーダム2020社の経営における行き詰まりに関したものです」

「ショーン氏はケイン氏の要求を認め、裁判所が会社の第3の取締役を任命することに同意しました。2024年8月28日、デラウェア州衡平法裁判所は、ジョセフ・スライツ元副裁判官を管財人に任命する命令を出しました。

この命令は、ケイン氏が訴訟で求めた救済措置に沿うものです。ショーン氏が一方的に会社を代表して行動することが禁じられ、ケイン氏とショーン氏の間で将来的に意見が対立した場合は、すべて管財人の投票によって解決されます。

ケイン氏はこの結果に満足しており、ジャーニーがこの問題を乗り越えてバンドの50周年記念フリーダム・ツアーを続けられるようになることを楽しみにしています」

この件に関する裁判書類によると、ニール・ショーンはこの任命に異議を唱えていません。また、書類によると、管財人は会社の取締役としての権限を行使できるものの、実際には会社の取締役ではないことも明らかにしています。