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シン・リジィ「The Boys Are Back In Town」がいかにバンドのキャリアを救ったのか?スコット・ゴーハム語る

2024/08/07 15:11掲載
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Thin Lizzy
Thin Lizzy
シン・リジィ(Thin Lizzy)の名曲「The Boys Are Back In Town」(1976年)がいかにバンドのキャリアを救ったのか? 当時のギタリスト、スコット・ゴーハム(Scott Gorham)が米Guitar Worldの最近のインタビューの中で、この曲がどのようにして生まれたかを振り返っています。

シン・リジィは1972年、 アイリッシュ・トラッドをロック風にアレンジした「Whiskey In The Jar」がヒットしますが、この成功はレコード会社がバンドに投資できるほどのものではなかったという。

「そう、俺らには何もなかったんだ。当時は3枚分のアルバム契約を結んでいて、その間に印象に残らなければ、彼らは俺らを乗せるために車を暖めていただろうね。プレッシャーは相当なものだったよ。フィル(ライノット)が持ってきたこの曲は、その時点では“The Boy Is Back”とか呼ばれていた。歌詞は素晴らしかったけど、コードにコードを重ねただけの、当たり障りのない曲だったんだ。

アルバム『Jailbreak』(1976年)のソングリストを作っていたとき、“よし、この9曲をやる、あそこの曲はやらないぞ”という感じだった。でも、マネージャーのひとりが俺たちに話を聞きに来て、“The Boys Are Backは? どうして捨てたの? 入れた方がいいと思う”と言ってくれたんだ。

それから、ブライアン(ロバートソン)と俺はその曲に取り掛かった。フィルは“曲と歌詞の間には大きなギャップがある。何か音楽的なことをしないと。ドゥー・ダー・ドゥー・ダーみたいな感じで”と話すと、俺は“本当に?ドゥー・ダー・ドゥー・ダー?”と話し、“じゃあ、(クラシックギターのリフレインを歌うのは) どうかな”と思ったんだ。その後、ブライアン(ロバートソン)がハーモニーをつけたんだ。

“すごい”って感じだった。突然、曲が爆発した。自分たちの好きな曲の1つとは言えないが、今となっては価値がある曲だとわかる。俺たちは最後に上昇線のようなものを引けた。この曲がは良い状況を作ってくれたんだ」